辛夷其ノ壱 総論編

こぶしファクトリーの1stアルバムは、辛夷其ノ壱という漢字多めの硬いのタイトルの表記といい、弓道をテーマにしたジャケットといい、日本原産の辛夷の花がグループ名の由来であるこぶしファクトリーならではの、「和」「古風」「日本的情緒」といったあたりのキーワードがコンセプトとして感じられるアルバムとなりました。

思えばデビュー曲である『ドスコイ!ケンキョにダイタン』は日本の国技である相撲がテーマになった曲でしたし、日本の春を象徴する桜をテーマにした『桜ナイトフィーバー』、応援団風衣装、振り付けを取り入れた『押忍!こぶし魂』など既発シングル曲たちも、前述にあげたコンセプトを感じられる曲だったので、もうこれはデビューから一貫したものだったと考えてよさそうです。

アルバム新曲群のなかで最もそういったコンセプトが色濃く出ている曲は星部ショウ作詞曲のフォークソング『残心』『辛夷の花』の二曲でしょう。

『残心』は弓道に打ち込む先輩への憧れを歌った青春ソングですが、今時の女の子の青春という雰囲気よりは、どこか古風なたたずまいを感じさせますし、『辛夷の花』のAメロは、字余りフォークソング風でありながら、どこか演歌、民謡的な雰囲気をあわせ持っていて、日本的情緒を感じさせます。

どちらの曲も、このアルバムのコンセプトをより強固にする役割を担っている曲であることは間違いないでしょう。

それ以外の曲では『懸命ブルース』『TEKI』のロック曲は、硬派であるがゆえ、コンセプトから大きく外れているようには聞こえず、整合性はきちんと感じられるものになってるかなと思います。

異質なのはキュートなポップロック風『未熟半熟トロトロ』と、抜けのいい爽快な『GO TO THE TOP!!』ですが、雰囲気を壊すことなく良いアクセントになってます。

むしろ『ラーメン大好き小泉さんの唄』『オラはにんきもの』のシングル二曲はその企画物としての色の濃さが悪い意味でちょっと浮いてしまっていて蛇足かな?という気がしました。

あとは『サバイバー』『念には念』とインディーズ時代の音源をあえていれた意図もよくわからないところですね。せめて念には念は念入りVerを入れて欲しかったかな?

ハロプロはトリプルA面シングルが今、スタンダードな形態になってますが、アルバムを作る際に、表題曲だからといって、すべてシングル曲を収録するべきなのかということについては考える余地はあると思いますね。

まっ、そういう蛇足ともいえる曲もあって、とっ散らかった印象もあるにはあるのですが、最終的にはこのアルバム、すごく感動できます!

それは一曲目が『急がば回れ』で、ラストが『辛夷の花』という構成のせいです!いや、おかげです!

急がば回れ』は、オープニングを飾るロックナンバーでありながら、このアルバムの中で、簡単に言ってしまえば、最も暗く沈んだ雰囲気の曲です。

<ナゼ、独りぼっち 悩み疲れ グルグル 疑問文 回る 今 答えのない 道を進む>

<ナゼ、生まれてきて 此処にいるの? 果てしない荒野に ひとり>

などと苦悩や孤独感が歌われています。

はたしてこれは何を表現したものでしょうか?

自分はこれを、ハロプロ研修生、ナイスガールトレイ二ーとしてすごした、こぶしメンバーたちの長く苦しい、先の見えない下積み時代を表現したものではないかと考えます。

デビューするまでに要した長い道のりを急がば回れと遠回りしてきたと表現しているのだと思います。

つまりこれはオープニングの曲でありながら、こぶしファクトリーの歴史が始まる前段階、前章を歌った曲なのです。

そして、遠回りして歩いてきた道の先でたどり着いた境地を歌ったのが『辛夷の花』なのではないでしょうか。

この曲で歌われているのはアイドルとしての覚悟、悲壮にも思えるほどのアイドルとしての役割を全うしようという決意です。それを辛夷の花に重ねながら・・・。

<誰も皆笑うことを忘れ 誰も皆ふさぎ込んでいても 私たちは笑おう>

<冬のように 凍えてる 人々の心に 春を告げる花になろう>

アイドルに勇気づけられたことのある人ならグッとくるところではないでしょうか。

このアルバムは全体を通して自分の夢を追いかける長く苦しい下積み時代を経てデビューし、アイドルとしての役割に目覚めるという成長物語として受け取ることができるのです。

とても感動的だと思います。 もちろん楽曲そのものが持っている熱量の高さ、真摯さというものがあってのことです。 とくに『辛夷の花』はそれがあるから感動的に「響く」のです。目頭が熱い!

 

こぶしを効かせた歌唱の多用や、和、日本的な情緒をコンセプトとした楽曲。 グループ名とコンセプトが合致した、独自性と個性をここまでしっかりと確立したハロプログループって歴史上初めてじゃないかなと思うほどです。

こぶしファクトリーというグループ名が発表されたときは、違和感しかなく、正直嫌だなと拒否感がありました。

でも今は少し誇らしいです。

辛夷の花を町で見かけたらどんな気持ちになるでしょう?

春が待ち遠しいです。

かななん、スマイレージに金メダル! ハロプロ楽曲大賞2013 楽曲部門


スマイレージ 『ヤッタルチャン』(S/mileage[Yattaruchan]) (MV) - YouTube

 

1位 ヤッタルチャン       スマイレージ

2位 夕暮れ恋の時間      スマイレージ

3位 乙女! be Ambitious!    THEポッシボー

4位 ロマンスの途中      Juice=Juice

5位 アジアンセレブレイション Berryz工房

 

ヤッタルチャンを1位にしたのは、かななんの熱いこの曲に対する思いを聞いて、「俺がこれを1位にしないわけにはいかない!」と思ったからです。

まぁそういうことを抜きにしても胸をすくような痛快さにあふれた快作であることは間違いないでしょう。

この曲はアイドルとはなにか?ハロプロイズムとはなにか?というところにまで発展させて語りたくなるような作品です。

中西香菜ちゃんはけして歌やダンスが上手いとはいえない存在です。

しかしそんなメンバーにだって台詞や飛道具的な使われ方によって曲の中で輝く場面があるのです。

「歌が上手いメンバー、下手なメンバー、華があるメンバー、地味な後列メンバー、さまざまなメンバーの多様な個性が重なり合って生まれるチーム感。」

それこそが他のグループアイドルと一線を画すハロプロの面白さだったはずなのです。(黄金期モーニング娘。のザ・ピ~スなどはその最高到達点でしょう。)

最近のハロヲタは「ハロプロは他のアイドルたちよりパフォーマンス力が高い。歌やダンスが上手い。だからハロプロは他より優れている。」そう言いがちです。

しかしハロプロにも歌やダンスが上手いといえないメンバーがいます。

そういうメンバーにもスキルだけでは計ることのできない「魅力」があるのです。

宇多丸氏がいつだったかのマブ論の中でアイドルをこう定義付けていました。

「魅力が実力に優っているパフォーマー」

中西香菜という実力(スキル)より魅力が上回った存在が大フィーチャーされたヤッタルチャンが、ここ最近のスキルをなにより重んじるハロプロ界隈の空気を打ち破って、2013年のNo.1ハロプロソングに選ばれたらそんな痛快なことはないでしょう。

アイドルの本質と奥深さ、そしてどこのグループよりもハロプロらしい個性派集団な6人スマイレージが思う存分楽しめるヤッタルチャンこそ、やはり1位にふさわしいと言えるのではないでしょうか。

 

夕暮れ恋の時間。再生回数はこれが一番多かったです。こういうかわいらしいポップスを歌わせたらスマイレージの右にでる者はいないですね。全員歌声がかわいい。それもスマイレージの素晴らしいところです。

 

乙女!be Ambitious! ケレンミとストレートな熱さが上手く融合したエモーショナルな快作。ぐっと本格感をましたサウンドが抜群の説得力を与えています。メンバーの実像にそう遠くはないと思われる歌詞もぐっときます。今年一番涙腺を刺激した曲かも・・・。

 

ロマンスの途中。フレッシュな新人の曲としては似つかわしくないアダルトな雰囲気のギターチョーキングから幕を開けるとこがサイコー。初期タンポポや太シスを思わせるねっとり感を感じるのはかなともちゃんの歌声のせいだろうなぁ。

 

アジアンセレブレイション。ベリらしいお祭り感とコミカルさ、かっこよさと大人っぽさが理想的なバランスを見せた傑作。ベリが進むべき路線として正解がはっきり出せている気がするんですがねぇ・・・。

 

最後に次点としてあげておきたい曲を。

旅立ちの春が来た。リスペクトーキョー。すっちゃかめっちゃか~。都会のひとり暮らし。

 

 

 

2 スマイルセンセーション

6人体制での初のオリジナルアルバム。

ようやく出た!という感じですね。

ちょいかわ番長ツアーと今回のアルバムで、「6人スマイレージ」が本格的に軌道に乗ってきたなという感じがします。

 

メンバーいわく、このアルバムは神曲だらけだそうです!

自画自賛っぷりが半端ない(笑)

 

まぁそこまでのものかどうかはともかく、非常に充実した内容の佳作であることは間違いないでしょう!

 

シングル以外の楽曲を見ていきます。

 

オープニングの『新・日本のすすめ!』がいきなり素晴らしい。

曲調が様々なジャンルへ次々に変化していく複雑な構成がとてもスリリング。

非常に変わった曲でありながら、ムードは勢いがあって前向きです。

歌詞にも「夢はまだ成長中」とか「僕はまだあきらめない」とあります。

今のスマイレージの姿に重なりグッときます。メンバーの今の心情もこんな感じかもしれません。

6人スマイレージはこういう勢いのある曲が似合うんですよね。メンバーとの相性がいい。

音楽的強度と意味深さが並び立っている傑作だと思います。

この曲が1曲目だからアルバムの完成度が上がったとはタケちゃんの談ですがその通りで、この1曲目がアルバムの価値を一段高いレベルに押し上げていると思います。

あとはめいめいの堂々した迫力ある歌唱に注目ですね。

ついこの間までお子ちゃまが背伸びしてる感じだったのが、一気に本格派なムードを漂わせ始めました。

このまま成長したらどうなるか、末恐ろしい!

 

『天真爛漫』はかわいらしい王道アイドルソングといった風ですが、どこか壮大な雰囲気を感じさせる曲です。

すでにライブで披露されていますが、異様な盛り上がりを見せていて、今後ライブでの定番、新たなスマイレージアンセムになりそうな予感があります。

等身大な女の子の心情が、日常的なところから一気に宇宙規模へと飛躍していく歌詞も素晴らしい!名曲!

 

『私の心』は、ほろ苦く切ないバラード。美しい。

メンバー全員素晴らしい歌唱を聞かせてくれますが、個人的にはあやちょが素晴らしいと思います!

特に、最後を締めくくる「見てくれない」のとこが今まで聞いたことない切ないニュアンスで、最高に胸キュンです!

 

『夕暮れ恋の時間』は早い話が二期タンポポ路線の曲。こういうオシャレ×萌えなポップス歌わせたらスマイレージの右に出るものはいないのではないでしょうか。

ニゾンなしですべてのパートがソロで歌われているのですが、メンバー全員が「かわいさ100万点」を叩き出しています!

あやちょは落ちサビのところが、かわいさ100万点!かにょんは最後の「よし!」のところが、かわいさ100万点!

タケちゃんは「駆け巡るのね」のところが、かわいさ100万点!かななんは全体的にみんなに頑張ってついていこうと必死感出ちゃってるとこが、かわいさ100万点!

りなぷーは「う~ん」のとこが、かわいさ100万点!めいめいは「おいでと誘った私」の「と」と「た」の微妙な上ずり具合が、かわいさ100万点!

6人が100万点叩き出したらあわせて600万点ですからね。

かわいさ600万点を叩き出せるグループ、それがスマイレージなのです。

素晴らしい!

 

『大人の途中』と『ねぇ先輩』はどちらもヒラショーアレンジによる激しいダンスナンバー。

ヒラショーアレンジ、ここ最近、娘。や℃-uteに比べると、スマイレージではつんくPの監視が甘いのか、非常に激しく暴れまわっております。(そういうことでいえば、最凶なのは、旅立ちの春がきた。のカップリング、「どうしよう」か。)

切迫感あふれる楽曲にスマイレージのメンバーも食らいついていて確かな成長を感じさせます。

同路線のデビュー曲『夢見る15歳』の主人公の数年後。を見てるかのような歌詞にもなにかの意味を感じなくもない。かな。

 

『さよなら さよなら さよなら』は、だらしない男に別れを叩きつけるヘビーな雰囲気の曲。

不穏なAKIRA氏のアレンジが冴え渡ります。

どうなんですかね、もっと思いきりドロドロにしちゃったほうが面白かったかもしれませんね。

とはいえスマイレージにとっては新境地を開く曲になるでしょう。そういう意味では重要な曲かもしれません。

メンバーの歌唱でいえば、意外といっちゃなんですが、かななんが意外にはまってます。びっくりしました。

あやちょも心なしかイキイキしてるような…。

 

シングル曲3曲も良いところに配置されました。旅立ちの春がきた。は聞けば聞くほど良い曲だなぁって思います。

 

 

とまぁこんな感じですかね。

先日デビュー記念日に行われたアルバム発売記念イベントも良い感じでした。

メンバーのやる気と技術、表現力の充実ぶりが上手く噛み合っていたなぁと。

特に『私の心』『大人の途中』でのメンバーの曲の世界への入り込み方が素晴らしかったです。

こんなクオリティの高いステージみせられるんなら、ツアーやらなけゃもったいないよなぁ…。

ぜひやりましょう秋ツアー!

物語は再び動き出す Berryz工房武道館コンサート決定

5月19日の日比谷野外音楽堂で行われた外フェスにてBerryz工房の武道館コンサート決定が、つんくPからサプライズ発表されました。

℃-uteの武道館が決定したことを受けて「私たちも武道館でやりたい」と、清水キャプテンが宣言してから日がまだあまりたっていないこともあってか、武道館決定の報を受けたメンバーたちの反応はまったくピンときていない様子で、きょとんとしたものでした。(キャプテンは泣いてましたが。)

池袋サンシャインの噴水広場で喜びを爆発させた℃-uteとは対照的。

この反応の違いを見てもわかるように、同期で、ともにハロプロキッズから誕生したグループにもかかわらず、まったく違う個性のグループになったし、歩んできた道も違います。

 

℃-uteは苦難の連続でした。物語の出発点は「Berryz工房になれなかったメンバーたちのグループ」という所です。

レコード大賞新人賞を取るなど輝かしい時もありましたが、メンバーの脱退があいつぎ、Shock!をリリースしたあたりの時期にははっきりと停滞感が漂っていました。

しかし、起死回生の傑作、Danceでバコーン!をきっかけに上昇気流に乗ると、ダンスパフォーマンスに磨きをかけ、メンバーも上昇志向をはっきり口にだし、その熱は次第に広がっていきブレイク間近という所までもって行きました。

メンバーのがんばりもさることながら、それを支えた周りの大人の努力も実りました。

特にUstreamYoutubeを使ったネット動画配信に尽力したスタッフの℃-uteへの強い愛情を感じずにはいられません。

2010年のツアー「超占イト!!」でダンスという所に焦点をあて、さらにアルバム「超WONDERFUL」で激しいダンスナンバーを増やしたことにより、セールスポイントが何なのかというところがはっきり定まったことも大きいでしょう。それが外向けへの大きな武器に今なっているのです。

「苦難を乗りこえていく」その物語はある意味では非常にわかりやすく感情移入しやすいものです。

 

一方のBerryz工房は、さいたまスーパーアリーナでのコンサート以降、物語性というところからも、戦国時代的な競争からも隔絶した場所で、ただひたすら楽しく幸せなガラパゴス空間を作りあげていきました。

メンバーもファンも上昇志向を強く口に出すこともありませんでした。ももち個人は平成の松田聖子になりたいと野望を語ったりしていましたが・・・。

いつか幸せなガラパゴス空間の存在にみんな気づき、そこはたくさんの人で溢れる。そんな理想めいたことが起こることはありませんでした。どんどん内向きになっていった感さえあります。

ハロプロメンバーのブログが開設ラッシュしていた時期、Berryz工房だけブログをやらないことについて「ベリは他とは違う。ブログはやらなくていい」なんていうことを言っていたひとが少なからずいたことを思い出します。それがベリらしいと。影響力のあるミュージシャン(雑誌でアイドル楽曲についての連載を持つ)ですら言っていました。

あれこそ内向きになるあまり現実が見えていなかったことの象徴のような気がします。

スタッフもその認識に同調して、単なる怠慢を正当化していたのではないでしょうか?

楽曲についてもジンギスカン以降のコミカル路線がBerryz工房にしかできない魅力を放っていたのにもかかわらず、それを断ち切りセクシー路線に突入したことなどもあまり良い影響は与えませんでした。セクシー路線はメンバーの個性という最大の武器を見えづらくしたと思います。

それでもその歩みをすべて否定するという気持ちにはなりません。なにより自分がBerryz工房が作りだす幸せなガラパゴス空間が大好きで、どっぷり楽しませてもらっていた時期がありましたから。

厳しいことを書くのは、昔も今もこの空間が正当に広く評価されてほしいと願っているからでもあります。

2013年、Berryz工房の物語は再び動きはじめました。その推進力になっているのは間違いなく近年の℃-uteの頑張りです。

キャプテンがはっきりと「武道館でやりたい」と口に出したのは℃-uteの武道館決定を受けて、自分たちの置かれている状況を意識したからでしょう。

楽曲にも良い兆候が見えはじめています。ブログも始まりメンバーもポジティブにそれに取り組んでいます。

武道館決定をうけてBerryz工房になんらかの変化は起こるでしょうか?

武道館後は?

Berryz工房をまたしっかりと見つめてみよう。そんな気持ちが今、少し湧き上がっています。

楽しみです。

 

それにしても長期的視点で見た、お互いがお互いの物語の推進力になるというベリキュー物語は感動的ですよね。

Berryz工房の背中を追いかけていた℃-uteが逆にBerryz工房の手を引っ張っていく存在になった。

岡井ちゃんの「武道館埋めようね!」っていう言葉に吹く爽やかな風。泣けます。

Berryz工房℃-uteも物語の結末はハッピーであることを願ってます。

武道館終わったら合コンもいいと思います。横浜アリーナあたりでね。 

ハロプロ楽曲大賞2012 楽曲部門

1位 チョトマテクダサイ スマイレージ 3.5p


底抜けに明るくて痛快!元気出る!
昭和のコミックソングを彷彿とさせる楽しさがあって最高です!
聞けば聞くほどよく出来た曲だなぁと。
歌詞も良くて、Bメロの軽快に韻を踏んでいくところなんか凄く気持ちいい。
タケちゃんめいめいの弾けっぷりといい、かななんの劣等生ぶりを逆手に取って、喜劇的に見せるサビの振り付けといい、2期メンバーの個性、6人スマイレージのチーム感を明確に打ち出せてるのもポイント高いですね。



2位 Loving you too much Berryz工房 3p


初めて聞いたときに感じた感動と感慨深さが、いったいどこから来るものなのか未だに良くわかりません。
爽やかな「青春」の雰囲気をこの曲から感じるのですが、それはメンバーの歌唱がもたらしているものでしょう。
正直で飾らないメンバーの雰囲気が歌にも表れてるような気がします。
そこらへんにヒントがあるような気がしますね。
名曲だと思います。



3位 超HAPPY SONG Berryz工房×℃-ute 1.5p


ふたつのまったく別の曲を同時再生するとひとつの曲として聞こえるっていう音楽的な仕掛けが、ただの仕掛けに終わらずに、ベリキュー、キッズストーリーにおける感動的な意味をちゃんと持ってしまってるっていう脅威的な曲ですね。
初めて聞いたときは震えました。
仕掛けを抜きにしても多幸感あふれる良い曲です!



4位 ワクテカ Take a chance モーニング娘。 1p


単純に音楽的な強度の高さでいえばこれが一番ですね。
ザ・ピ〜スやそうだ!We're ALIVEで聞かせてくれたような複雑な構成が復活。
つんくPの熱量の高さをヒシヒシと感じます。かっこいい。
前作の123よりも進化してモーニング娘。オリジナリティを獲得してるしワクテカのが断然良いよ!
サビの最後の外し方とか最高。
ただやっぱパート割りがつまんないんですよねぇ。
そこがいまいち強く推せないとこですね…。



5位 黄色い自転車とサンドウィッチ スマイレージ 1p


オシャレなサウンドなのに、最終的にまったくオシャレじゃなくなってるところが素晴らしいんですね。
車の中でよく聞いた!
ちょっと恥ずかしくなるような歌詞とメンバーの歌唱なのに、どこか懐かしくて切ない余韻が残る。
自分がアイドルに求めてるいるもの。それがこの曲に詰まってる気がします。
初期ベリ楽曲が好きな人におすすめですよ。



次点:loveイノベーション、彼女になりたいっ!!、アッパーカット、初恋サイダー、世の中薔薇色、寒いね。、ドットビキニ。
良い曲多いですね。

スマイレージ秋ツアー、スタート


9月18日、山野ホールで行われた、好きよ純情反抗期発売記念イベントは、ツアー直前スペシャルとして、

一年前のツアー、逆襲の超ミニスカートでオープニング衣装としても着られた、

当時の最新シングル、タチアガールの衣装でライブが行われました。



3回目の1曲目にタチアガールが披露されたのですが、その力強いパフォーマンスはとても感動的なものでした。



1年前スマイレージは大きな転換点にいました。

タチアガールは初期メンバーにとって、友達と別の道を進まなければならない悲しみから立ち上がるための曲でした。

2期メンバーにとっては、目の前のチャンスを必至に掴むために立ち上がるための曲でした。

初期メンバーと2期メンバーは必ずしも最初から同じ方向を見つめてはいなかったかもしれない。

それが1年たった今、別の方向を見つめていたふたつの視線は、同じ方向を見つめ団結し、立ち上がっている。

そう感じました。

見つめる先にあるのは、もちろん直前に迫った秋ツアー。

1年前はどことなく寂しく響いたタチアガールは、今やその面影もなく、無敵のポジティブムードに溢れる曲に成長していたのです。

それは6人スマイレージの成長でもあるでしょう。



4人時代のスマイレージを惜しむ声は根強い。

それと同時に今のスマイレージに対してはネガティブなイメージばかりが付きまとっています。

現場に通い続けた身としては、そんなムードには違和感しか感じません。

6人スマイレージが進化していく過程を追いかけること、2期メンの個性を徐々に知っていくこと、

人が違ったのかと思うほどあやちょの握手対応が前向きになったこと(笑)ふくめて、ほんとに楽しことばかりだったからです



去年の大晦日にゆうかりんという大エースまでを失ったスマイレージ

これから先どうなってしまうのか、あの時点ではとても不安でしたが、その僕の不安は直後のハロコンですぐに吹き飛んでしまいました。

新曲として披露したチョトマテクダサイの痛快なパフォーマンス。

大げさにいえば、このまま沈んで死に体になってしまってもおかしくなかった状況だったとおもいますが、

ステージにはいきいきと躍動するスマイレージの姿がありました。

なにより、めいめいとタケちゃんの元気なパフォーマンス、かななんのいわゆる「ほつれ」が完全に曲のなかで機能していたことは、

6人スマイレージの可能性を感じさせるものだったのです。希望がわいてきました。



ダイバーシティ東京でおこなわれた、ドットビキニイベントでの、あすデー。

2番のAメロ、もともとゆうかりんのソロパートだったところをかななんが歌ったのですが、

その初々しい素朴な歌唱がとてもかわいらしくて胸ときめきました。

あすデーは、あの四人だからこそと思っていたのに・・・。

6人スマイレージでもめちゃめちゃかわいかった!という自分の中での大事件。



三郷市文化会館での自由度を高めたスキちゃん。

立ち位置や振り付けなどの自由度をたかめたことで見えてきた、タケちゃんめいめいのパフォーマーとしてのレベルの高さ。

とにかく暑いタケちゃん。甲本ヒロトばりの高いジャンプを決めて見せためいめい。最高でした。



りなぷ〜のブログ毎日たのしみだし、バスツアーも楽しかったなぁ。

思い返してみても楽しいことばかり。

そして秋ツアー直前のタチアガール・・・。



せきしろし氏が、激動アイドル10年史という本に書いた、スマイレージについての文章を引用させてもらいます。

http://sekishiro.blogspot.jp/2012_08_01_archive.html

「2012年。あの日見たポスターとは違うスマイレージがそこにいる。

風に翻弄され、舞った種子は一箇所に集まり、新しい蕾を持ち始めた。

誰の影響も受けずに、誰からも利用されずに、もうすぐ蕾が開くことだろう。

それは数分後かもしれない。

我々はそれを見逃すわけにはいかない」



6人スマイレージの蕾が開く瞬間。それは今回の秋ツアーではないか?そんな気がするのです。



今のスマイレージはほんとに楽しい素晴らしいグループです。

今ならまだ間に合います。蕾が開く瞬間を一緒に見ましょう。

スマイレージ秋ツアー、ちょいカワ番長は9月23日、大阪御堂会館からスタートです。

910期超かわいい!な今だからこそあえて言う。恋愛ハンターはクソだ

910期のフレッシュでかわいらしい「アイドルらしさ」は、他のアイドルファンたちの関心を再びモーニング娘。に集めさせるだけの強い求心力を持っていると思っています。
まだまだそのフレッシュさを保ってる今がまさに「復活」の絶好機ではないでしょうか。
だからこそあらゆる面で積極的な攻めの姿勢が求められていると思います。
だがしかし楽曲面に関して言えば、愛ちゃん卒業10期加入以降の、ピョコトラ恋愛ハンターと二作続けて、今のポジティブなムードを目に見えるような結果へと前進させるような強力な武器になっていない、少し物足りなさを感じるような出来の代物になってしまっていると言わざるおえないでしょう。
非常に残念。もったいない。


ピョコトラは方向性として攻めた事をやっていてそれ自体は評価できますが、いまいち弾けきれていないような、突き抜け方が足りないような歯痒さ、物足りなさがあります。グットこない。
なぜそうなのか考えたときに思い当たったのは、メンバーの歌唱がまったくもって無味無臭で面白味に欠けるものになってしまっているからではないかという事です。


つまりメンバーの個性をいかしたダイナミックで説得力のあるパート割り、ディレクションが出来ていないからではないかと。(最初はそれが耳障りが良く心地よいと思ったりもしたけれど)


そして恋愛ハンターですが、これはピョコトラよりはっきり言って後退してると思います。
まず楽曲の方向性として、ピョコトラのような攻めたものではなく、今までやり尽くしたような保守的なマイナー調ユーロにしちゃったのが残念すぎます。
一曲通してガキさんれいな鞘師のターンが続き、音声加工したさゆを飛び道具としてワンポイントで使う。というパート割りも新鮮味がまったくないものになってしまっている。


なにより問題視したいのは、これだけ個性的なメンバーが揃ってるのにも関わらず、鞘師以外の910期に見せ場がまったくないということ。
加入したばかりの10期はともかく、そろそろ9期を使って何かもっと面白いことが出来るのではないかと思っているし、それを見たいのですが…。
いつまでもこのような状況が続くようなら、910期を入れた意味とはいったい何なのだろうかと考えざるをおえないでしょう。
単に若くてかわいい子をたくさん集めましたというだけでは、他のグループと何が違うの?状態。
個々のメンバーが個性を発揮できる適所に見せ場があり、それがチーム感を演出するという楽しさがハロプロイズム、娘。イズムなはずだろ!と思います。

ハロコンの「BABY!恋にKNOCK OUT!」で花ひらいたズッキのドスの聞いた迫力ある歌声。
フクちゃんの色気。
ハルちゃんのハスキーボイスと甲高い飯窪さんの特徴ありすぎな声。
まーちゃんの天真爛漫な雰囲気。
えりぽんには飛び道具としての才能がありそうです。
鞘師石田はメインを張るメンバーとして頑張ってくれるでしょう。


こういった個性、キャラを楽曲の中に落とし込んで存在感を出していけば、もっと面白い曲を作れるし、もっと面白いモーニング娘。になると思っています。


910期の個性が爆発した曲が生まれたとき、真の意味でモーニング娘。が再び上昇する推進力が生まれるのではないでしょうか。


スマイレージではすでに上手くいっていることなのだから娘。にだってできるはず。
次に期待しています!