読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

辛夷其ノ壱 全曲考察編 其ノ壱

01 急がば回れ
歌詞の解釈ついては総論編に書きましたのでよろしけば→http://bossykyk.hatenablog.com/entry/2016/12/03/231733
オープニングを飾るロックナンバーにしてアルバムで最も暗く陰鬱でシリアスな雰囲気の曲。
それでいて最終的には微かな希望の光みたいなものが差し込むような余韻が残ります。とても好きな曲ですね。
自己紹介的に8センテンスをメンバーがひとりづつリレーしていくAメロと、サビの力強いユニゾンとが対になってこぶしファクトリーのチーム感を表現できてるんじゃないでしょうか。
この曲の印象的なギターリフはNIRVANASmells Like Teen Spiritのオマージュではないかと話題になりましたが、Smells Like Teen Spiritはロック史に残る名盤Nevermindの1曲目。この曲を1曲目に持ってきたのは夷其ノ壱もそれに肩を並べる名盤にしてやるという製作者のおっさんたちの意気込みの現れもあるのかな?と少しだけ思いました(笑)

02 ドスコイ!ケンキョにダイタン
メジャーデビューシングル。相撲をテーマに和太鼓を取り入れた和風ヘビィロック。こぶしを効かせた歌唱も多様していて、こぶしファクトリーの楽曲の方向性を決定づけた一曲。
間奏で放たれるあやぱんの「待ったなし!」がばっちり決まったことがこの曲の勝因ですかね。ここは毎回気分上がります。
間奏あけBメロのたぐれなユニゾン「人生は諸行無常」の軽やかな雰囲気が良いアクセントになっていて個人的に好きなところです。

03 チョット愚直に!猪突猛進
ヒャダイン作詞作曲のファンクナンバー。つんくオマージュ&リスペクト(そうだ!We're ALIVEあたり?)を感じさせながらも、ヒャダイン曲らしい楽しい仕掛けもちゃんとあって良いです。
間奏やイントロでの「チョット!」が頭ひとつぴょこんと飛び上がるところが特に好き。ここはメンバーそれぞれのニュアンスの違い、個性を楽しめます。
おっさんミュージシャンたち本気度の高い熱い生演奏も聞き所。最初から最後までワクワクしっぱなしです。特に河合代介氏による弾きまくりオルガンソロは注目。
そんな熱い演奏に負けじとこぶしメンバーの歌唱もこれまた激熱。歌割りも凄く良い。
獣のように激しいパフォーマンスをするみなみなの「獣のような激しさ」は当て書きではないかと思うほどの説得力。
たぐっちの「信念という弾丸」のあどけなさが残るがゆえの中性的というか、ちょっと少年っぽい声の響きが面白いですね。
さこちゃんが完全にしゃくり担当みたいになっていてこの曲でも印象的なしゃくりを披露してます。
はまちゃんのこぶし歌唱も男前度が上がってます。
何度聞いても飽きない。名曲だと思います。

04 念には念
こぶしファクトリー初のオリジナル曲。
みなみなの歌唱がこの頃はまだまだこなれてなくてかわいい。みなみな推し的には絶対持っておきたい音源でしょう。
曲自体の話しとは離れるんですが、グループ結成時は当然はまちゃんがパフォーマンスでも中心的なポジションに置かれると考えられていたでしょうが、この曲ではむしろ脇役的なポジション。
研修生時代は地味キャラだったみなみなやトレイニー組に中心的なポジションを奪われる形に。でもこれがはまちゃんのハートに火をつけたと思いますね。
パフォーマンス力の進化というところではみなみなのことがよく言われるんですが、はまちゃんの進化もいま凄いことになってるんですよ。抜群のスタイルもあってホントに痺れるくらいかっこいいパフォーマンスをするようになりました。それでいて女性的な魅力も出てきて…。歌唱力がついてくればもう無敵でしょう。研修生時代はそれこそ天性のキラキラアイドルオーラだけでなんとかしていたところもあったのですが、それだけじゃなく中身がちゃんと伴ってきたと思います。
そしてそこにいたる進化の原動力になってるのはこの曲での悔しさみたいものなんじゃないかと思うのですがどうでしょうか。

05 未熟半熟トロトロ
こぶしファクトリー初のかわいいオリジナル曲。
藤丼、れなこ、たぐっち、れいれいがメインで歌ってます。
普段は最年少メンバーなのに大人っぽい歌唱することが多いれいれいのかわいい歌声が聞ける「もう嫌って投げ出してやけ食いラーメン」は貴重なパートです。
ハロヲタ的には作詞が福田花音さんなのも気になるところでしょうが、これが凄く良い!
特にラップ部分の「私にないもの持ってる君に 憧れ妬んだ日もあった地味に 今ではそれだって相乗効果 こぶしを揃えて強行突破!」ところが凄く好きですね。
バラバラだったこぶしファクトリーメンバーがひとつのチームになっていく過程みたいなものを上手く表現出来てるんじゃないでしょうか。
未熟半熟トロトロっていうタイトルにもなったフレーズのキャッチーさにもセンスを感じさせます。
全体的にはやっぱりつんくの影響が濃いのか?ということや、もしかしたらかわいい系の曲が一番得意な分野になるじゃないか?という予感も感じましたね。
まぁとにかく福田先生またなにかあればそのときはよろしくお願いします!

06 ラーメン大好き小泉さんの唄
シャ乱Qのカバー。ライブで凄く盛り上がる曲ですね。

07 懸命ブルース
アンジーのブースカこと中谷信行が手掛けたガレージロックナンバー。
70年代のレッド・ツェッペリンなどのハードロックの雰囲気感じさせつつ、重厚で隙間の多いサウンドはホワイトストライプスを思い出したりもしました。
日本的な硬派さみたいものもあって無茶苦茶かっこいいですね。
あやぱん、みなみな、はまちゃん、さこちゃんメインで歌ってます。
みなみなあやぱんのAメロの絶妙なビブラートのかけ方が凄く良い。 最後をしめくくるさこちゃんのクールさも最高。