つばきファクトリー『就活センセーション/笑って/ハナモヨウ』


つばきファクトリー『就活センセーション』(Camellia Factory[Job hunting sensation])(Promotion Edit)


つばきファクトリー『笑って』(Camellia Factory[Smile])(Promotion Edit)

 

「優等生」「真面目」という言葉が、面白味がないだとか無個性な存在だとかいう、ネガティブな意味合いで使われるというシチュエーションが我々の日常生活の中では往々にしてあるものです。本来は良い意味で使われるべきなのですが。

ことアイドルにおいても、それらの言葉はあまり褒め言葉として使われることは少ないように思います。特に最近は個人のキャラクターでも、グループのコンセプトでも、楽曲でも、どれだけ型破りなことができるかの競い合い。みたいな状況が強く存在してるように思いますし・・・。(揺り戻しのような流れも最近は勢い増してきたかな?)

しかしそんな状況の中で「優等生」「真面目」というキャラクターも使いようによってはアイドルにとって強烈な武器になるということを、つばきファクトリーの2ndシングルの曲たちが示しています。

特に『就活センセーション』はなかなかのものです。

リクルートスーツ姿で企業に対して忠誠を誓うような歌詞と振り付け。TVでこの曲が披露された後のツイートを掘ってみたのですが、見る人によっては激烈に嫌悪感を示すくらいに、ブラック企業や日本人の働き方問題が取り立たされるこのご時勢ではインパクトがあったようで・・・。(まぁこの曲を作った中島卓偉氏にも、製作スタッフの皆さんにもそんな社会問題に訴えていこうというような意図はなく、単純な就活生への応援歌くらいの感じだったとは思いますけど。)

そもそも今回の就活というコンセプト、仕掛けは、つばきファクトリーが持たれている「真面目」「優等生」というイメージを逆手に取ったアイデアではないでしょうか。

真面目で優等生というイメージを保ったまま、とてもインパクトのある攻めた楽曲、パフォーマンスを作り上げられたというのは何気に凄いことじゃないですかね。真面目で優等生で何が悪い。

もちろんインパクトがあれば何でもいいというわけではないでしょう。この曲だって激烈な嫌悪感を抱いた人が出たくらいですから。でもひとまずは褒めたい気持ちのほうが優勢ですね。

曲自体はクールなファンクナンバーでなかなかかっこいい。きしもんの終盤のフェイクもいいですね!

 

そして一方『笑って』は、真面目で優等生という自分たちが持たれてるイメージに対しての複雑な心境を歌ったかのようなナンバー。『就活センセーション』とは違う角度で自分たちの個性に向きあった曲になってます。

この曲好きです!洗練されててポップで、自分がつばきファクトリーにやってほしかった曲ってこんなの!って感じです。

作詞作曲は津野米咲。ポップでキャッチーでありながら、そこはかとない切なさを絶妙にブレンドさせたメロディーが良くできてます!歌詞も良いですね。ヒラショーアレンジも派手さはないけどおしゃれで最高です。

あと2番サビのあんみぃソロがかわいいですね。

この曲もつばきファクトリーが真面目で優等生だからこそ生まれた名曲なわけで、やっぱり真面目で優等生でいい子なのは悪くない!

 

さらにもうひとつの『ハナモヨウ』は、好評だった『初恋サンライズ』の流れを汲んだアップテンポなマイナー調ダンスナンバー。

初恋サンライズより、80年代アイドル歌謡感と哀愁を増した雰囲気もまたつばきメンによく合います。

悪くないけど個人的にはこの路線はやっぱりそんなに好きではないかな。

 

 

 

 

それぞれの道。 嗣永桃子『ありがとう おとももち』& PINK CRES.『crescendo』


ももちこと嗣永桃子さんが2017年6月30日をもってハロー!プロジェクトを卒業及び芸能界を引退しました。
ラストコンサートが終了した瞬間、ももちが小指を折り畳んでステージからいなくなった瞬間、自分でも信じられないくらい号泣してしまいまして・・・。
改めて自分にとって特別な存在だったのだと強く思った次第です。
知らない人もいると思いますが、かつて私はももちにガチ恋していたと言っても差し支えないくらいにファンだった時期があったのです!
ももちの愛らしい容姿と心の根底にあるピュアネス。それが基盤となった理想のアイドル像。その理想が周囲から理解されなかったり、間違った認識をされていたというような場面で見せてくれた隠しきれない心の揺らぎやほころび。平成の松田聖子になりたいという壮大な夢を何のてらいもなく語ってくれたところ。その全てが可愛らしく愛しかったですねぇ・・・。
そして何より握手会で真剣に想いを伝えたらきちんとその想いに答えてくれるような反応をくれたところですかね。自分がももちのことを好きだった時代は今みたいに握手会が頻繁には行われていなかったので、自分も1回1回の握手に対して真剣勝負!誠実な態度でのぞめていたと思います。あの時代は自分もヲタクとしてピュアだった!
ほんとに大切な思い出がたくさんあります。ももちありがとう!

そんなももちの卒業を記念したソロアルバム 『ありがとうおとももち』がラストコンサートの前々日に豪華3枚組でリリースされました。
Disc1はももち自身が選曲した楽曲のソロカバー集。
1曲目の『がんばっちゃえ』
この曲にはハロプロキッズたちのコーラスというかガヤが当時のオリジナルのまま収録されています。
成長した大人ももちとオリジナルリリース当時のキッズももちの時空を越えた本人同士の共演になんともいえない感動を覚えます。
よくよく考えれば、大人になったかつてのハロプロキッズたちが『がんばっちゃえ』を歌う機会は何度かあったんですよね。その度にこの時空を越えた本人たち同士の共演が実現していたという重大な事実があったことに今さらながら気づきました。
残っている映像を改めて見直してみたくなりましたね。
この時空をこえた本人同士の共演は『恋はひっぱりだこ』でも実現しています!
その他で注目は『もしも…』ですかね。
台詞のどれもがももちらしさを発揮していて最高ですが、特に「全部許しちゃうんだなぁ 」がかわいさ100万点をたたきだしていると思います!
カバーの他に新曲が1曲。つんく♂が書き下ろした、ストレートなロッカバラート風卒業ソング『ももち!ずっとおとももち』
℃-uteのTo Tomorrowもそうですが、適度に肩の力の抜けた軽やかな雰囲気がかえってグッとくる。良いですね。
すべての曲で成長したももちの美声が余すところなく堪能できる、歌手ももちの集大成的な1枚。
歌手ももちが好きな人たちにとって家宝となることでしょう!

Disc2はカントリーガールズ初音源化楽曲を集めた1枚。
正直言えばカントリーガールズはカントリーガールズとして独立した形でアルバムを作るべきだと思うので、こういう形になってしまったのは少し残念ではあります。
最初からカントリーガールズはももちありきのグループだったというのが事務所の考えであるということがこういう所からも読み取れますね。
しかしながらここに収録されている楽曲たちに罪はありません。粒ぞろいの良曲揃いでとても楽しめます!
まず冒頭2曲、残るカントリーガールズメンバーからももちへ贈るメッセージ台詞からサビメロへ。という構成の卒業送り出しソング『アイドル卒業注意事項』『明日からはおもかげ』が泣ける!
『アイドル卒業注意事項』は卒業式での在校生送辞風。
笑いの要素がかなり強くお涙頂戴的な雰囲気は微塵もないのになぜか最終的には笑いながら泣けてくるという代物。
台詞部分の「ももちいじり」がよく練られていて愛を感じさせてくれるのが素晴らしいです。
カントリーガールズメンバー自身がリコーダーやピアニカ、アコーディオン、タンバリンの演奏で参加している、オケの暖かみのある手作り感もまた良い!
一方の『明日からはおもかげ』は大々的にではなくひっそりと手渡す手紙。といった素朴な佇まい。
心にじわっと染みてくる切なさがとても良いですね。
あと注目はなんといってもラストに収録されているミッツ・マングローブ作詞作曲の『気ままな片想い』これがまさかの名曲!
ロネッツのBe My Babyを下敷きにした、しっとりとおしゃれかわいい1曲。ハロプロの系譜でいえば二期タンポポテイスト。ももちのリラックスした雰囲気の大人かわいい歌声がよく映えます。
大瀧詠一テイストなアレンジは高橋諭一氏。外さない!カントリーガールズの残るメンバーたちに、これからも歌い継いでいってほしいものです。
その他はライブではお馴染みになっていた楽曲の音源化。どれも粒ぞろいで良いのですが、特に好きなのはメロディーの強度が高い、作詞 児玉雨子、作曲編曲 加藤祐介によるアップテンポなカントリーウエスタン風『VIVA!!薔薇色の人生』ですかね。
間奏、ディズニーエレクトリックパレード風にガラッと場面が変わるところの、同じフレーズを繰り返していながら、音色を変えることでハッとさせる所なんか最高です。
あと歌詞の「懐古 革新 大賛成 私たち最高です」という部分がカントリーガールズというグループの魅力、存在意義を端的に伝えていて良いですね。カントリーガールズアンセムな1曲だと思います。

Disc3はファンの投票によって選ばれた楽曲のオリジナル音源が納められた嗣永桃子ベスト。
ももち自身が選曲したDisc1と曲被りが多いというところがポイント。
ファンとももちの思い入れが重なっていたんだという事実に感動しちゃいます。
気持ち通じあっていたんだなぁ(泣)


引退するという道を選んだももちに対し、かたや新グループを結成しアーティスト活動を続けるという道を選択したのは 、同じく元Berryz工房夏焼雅ちゃん。
その新グループ、PINK CRES.のデビューアルバム『crescendo』がももちのラストアルバムと同日に発売されました。
これが非常に充実した内容!
楽曲派ハロヲタなら必聴の1枚だと思いますよ!
アレンジがテイラー・スウィフトのShake it offを意識したかのような軽快でガーリーなポップ『fun fun fun』、ドラムンベース、リキッドファンク風なトラックに乗せて切ない恋心を歌った『ウワノソラ』、アメリカンパワーポップ風のアップテンポ『キレイ・カワイ・ミライ』、シンセサウンドなかに突如現れるアコースティックな温もりある音色が切なさを盛り上げるミドルテンポのバラード『片隅』、90年代の小室哲哉プロデュース楽曲を彷彿とさせるダンスチューン『Summer wonderland』あたりが特に良いですね。
おっさんダミ声コーラスが入ってくるあたりがつんく♂ワークスを思い起こさせずにいられないハードなEDM『Warning~未来警報~』まで収録する抜かりなさ(笑)
どの曲もサウンド的に今の時代のど真ん中を行くものと言って差し支えない、おしゃれなFMラジオ番組でかかっていてもおかしくないものになっていると思います。
そしてなにより雅ちゃんくらいの子の年相応の等身大な女子感をきちんと洗練された形で表現できているというのが良いですね。
大人になるということに対して、セクシー路線か地味で渋いものしか提示できなかったアップフロントがこんなに的確なディレクションができるようになるとは。
当たり前のことが当たり前にできるようになりました。時代は変わった!
パワフルな歌声が魅力な二瓶有加さん、揺るふわラップが破壊力のある小林ひかるさんと、雅ちゃん以外のメンバーふたりも個性をいきなり発揮できていて頼もしい限りです。良いグループだと思います!

PINK CRES.成功して欲しい!

こぶしファクトリー『シャララ!やれるはずさ/エエジャナイカ ニンジャナイカ』

℃-uteアンジュルムの例を持ち出すまでもなく、それなりの期間活動を続けていれば、どんなグループにも浮き沈みというものはあるものです。良い時期もあれば悪い時期もある。

デビューしてから順調すぎるくらい順調だったこぶしファクトリーは、今年春のライブツアーで初めて試練らしい試練にぶち当たりました。
相次ぐメンバーの体調不良で8人全員が揃わないという公演も多かったですし、何より藤井梨央ちゃんの卒業がツアー中に発表になるというとても大きな出来事がありました。
Progressive」というツアータイトル通りに、こぶしファクトリーの進化した姿をきっちり見せつけられた!広くアピールできた!というようなポジティブなムードにはなりづらかったというのが正直なところだと思います。

自ら「私はこぶしファクトリーのコメディエンヌ」と評していた通り、藤井梨央ちゃんは、こぶしファクトリーコメディリリーフ的な役割を一手に引き受けていたメンバーです。
『ドスコイ!ケンキョにダイタン』『押忍!こぶし魂』『バッチ来い!青春』の間奏でのコミカルな演技パート全てで彼女が活躍していました。
そういった定型的な場面以外でも発揮される彼女の明るさと「おふざけ」は、単に暑苦しく激しいだけではない、こぶしファクトリーのどこかコミカルでわちゃわちゃとした楽しく賑やかな雰囲気に深く寄与していました。
こぶしファクトリーこぶしファクトリーらしさ、独自性というのは藤井梨央(と悪ガキコンビの盟友田口夏実)がいたからこそ育まれたものだと思います。
非常に重要なメンバーなのです。
そんなメンバーがいなくなるのはこぶしファクトリーのグループとしての方向性を根本から揺るがすと言っても過言ではないくらいの出来事。
果たしてこぶしファクトリーは今後どうなってしまうのか・・・。
そんな不安のひとつやふたつ言いたくなってしまうところなのですがしかし、そんな状況の中でこぶしファクトリーに与えられたニューシングル『シャララ!やれるはずさ』はそんな不安を吹き飛ばしてしまうかのような前向きなパワーを持った曲でした。

その『シャララ!やれるはずさ』は、ギミックなしのストレートな切迫感溢れるパンクナンバー。
こぶしファクトリー楽曲に欠かせない青春感あふれるシンガロング風コーラスが今回も胸に迫ります。
これからのライブで定番になりそうなアンセム感もありますね。
青春時代の焦燥感を描きつつ、今のこぶしファクトリーの状況をしっかり踏まえた上で、綺麗事にならない、厳しくも愛のある激励になっているかのような部分もある歌詞も感動的です。

なんとなくネガティブにならざるおえないような状況の中で、そういう雰囲気を加速させてしまうような曲ではなく、まだまだ大丈夫だと前向きになれるような楽曲をもらったというのはこぶしファクトリーのメンバーにとっても、ファンにとってもすごくラッキーなことなのではないでしょうか。
もちろん藤丼がいなくなってしまうのはとても悲しいのですが・・・。
でもこれから別の道を歩んで行くことなる藤丼にとってもこの曲は応援歌になってるような気もするので、ほんとにこの曲で良かったなというのは凄く思いますね。

両A面のもう一方『エエジャナイカ ニンジャナイカ』は、昭和のコミックソングを思わせるような楽しい楽曲。
お馴染みの、こぶしを効かせた歌唱や演歌的ニュアンスを入れつつ、この曲では全体的にかわいらしさを強調した歌唱になってると思います。
なにげにこぶしファクトリー初のかわいい系シングルではないでしょうか。
好きですね。

SP盤に収録の『闇に抜け駆け』もカッコいい。この曲はパート割りがいいですね。

とにかくみんなが悔いなく9月2日を迎えられますように!

「完璧じゃないからこそ色褪せない」℃-ute楽曲大賞2006~2017


1位 アイアンハート

爽快で少しアメリカンな匂いのするパワーポップというかロックナンバーで気持ちいい。好きでよく聞いていました。
しかし何よりこの曲を強く推したいのは歌詞のとある1フレーズが理由です。

「険しい日々ほど 忘れない 完璧じゃないからこそ 色褪せない 全ては無駄じゃない」

紆余曲折ありまくりの℃-uteの長い活動期間を振り返ろうとしたとき、このフレーズがとても感動的に響いてきます。
なにもかも順調に行っていたらたどり着けなかった境地へとたどり着けたということ。だからこそ今の幸せな状況があるのだということ。そのことの重みを感じさせてくれるフレーズだと思います。
あとアイドルという存在は完璧じゃないからこそ魅力的なパフォーマーである。ということもちょっと示唆してる感じもあって、それをキャリアを重ねた℃-uteメンバーが歌っているのも良いですね。
この曲(と我武者LIFE)でもって今までの℃-uteの活動を幸せに「総括」できたことはほんとによかったと思います。(SHOCK EYE氏は良い仕事したかと!)
℃-uteの活動を振り返るという今回の企画の趣旨のひとつを考えれば、この曲が一位に相応しいのかなと思いました。


2位 愛ってもっと斬新

この曲の音楽的強度の高さはもう少し評価されても良いかなと思います。
Kiss me 愛してる』以降のアダルトで激しいダンスナンバー路線の最高傑作かと。
アーバンな雰囲気とロック的ダイナミズムが違和感なく絶妙にブレンドされたアレンジがまずかっこよすぎる。平田祥一郎氏やっぱりすごい。
構成や音の配置なども余計な贅肉がなく引き締まっていてスタイリッシュ!
あとやっぱり、手癖感がまったくない、工夫を感じさせるつんく♂のメロディーも良くできていますね。
サビメロの休符(ブレイク)と3連符を組み合わせた、それこそ「斬新」さには舌を巻きます。
歌詞も悪くない。
俺が推さなけゃ誰が推す!で2位浮上です!


3位 Danceでバコーン!

℃-uteと言ったらこの曲。って感じありますよね。リリース当時あった閉塞感を完全に取り払った勢いとパワーは、今聞いても感じることができます。
こういう破れかぶれとも思える勢いのある曲やっぱり自分好きですね。


4位 大きな愛でもてなして

言わずと知れた超名曲なのでもう語ることないですよ。
過去の自分の記事にこの曲のことについて書いてあるものがあるので読んで頂ければとおもいます。


ちなみにこの曲の「神聖なるVer」も実は好きです。


5位 EVERYDAY YEAH!片想い

ひたすらかわいい曲なのになぜか胸を締め付けるような切なさがある系楽曲の最高峰のひとつ。
この曲を聞くと、BOOK・OFFで投げ売りされてる萩原舞in八丈島のDVDを回収したくなるし、文春に変な写真を撮られてもまいまいさんの幸せを願わずにはいられなくなります。
芸能活動からは身を引くということですが、萩原舞さんどうかお幸せに!


まだちょっと早いけど℃-uteのみなさん。本当に本当に長い間お疲れ様でした!


次点であげておきたい楽曲たち。
タイムカプセル、桜チラリ、One's LIFE 、Bye Bye Bye!、君の戦法、Kiss me 愛してる、あったかい腕で包んで、悲しきヘブン、我武者LIFE、次の角を曲がれ、人生はSTEP、ありがとう~無限のエール~(tofubeats remix)

2017年1~3月リリースのハロプロ楽曲まとめ。

カントリーガールズ『ピーナッツバタージェリーラブ/Good Boy Bad Girl』

『ピーナッツバタージェリーラブ』は2017年のベストハロプロ楽曲の候補でしょう!ひたすらかわいいのに何故か胸が締め付けられるような切なさに溢れている名曲です!
ももち引退前のシングルでのリリースはこれがラスト。ということがバイアスになってるところはあると思うのですが、初恋の頃を愛しく思い起こすような懐かしくも切ないムードがほんとに胸に迫ります。
歌詞が読みようによっては、ももちに対する愛や想いを歌ってるようにも解釈できるかなと。っていうかタイミング的にそう読めちゃうよなぁ・・・。
それと曲冒頭のももちソロがほんと素晴らしいですね。歌手人生の集大成を見せつけられているような。透き通った高貴で美しい歌声でもうここだけで泣ける!
『Good Boy Bad Girl』は男パートと女パートに別れた歌詞の掛け合いが面白いロックナンバー。
悪くはないけど、カントリーがこの路線をやる意味をやっぱり見いだせません。


ハロプロ研修生北海道『リアルリトルガール/彼女になりたいっ!!!』

『リアルリトルガール』好きです!ロカビリー、古いジャズテイストのアップテンポなポップナンバー。ダイナミックな歌割りが聞いていて楽しいですね~。
メンバーのフレッシュで一生懸命に個性を出そうとしている歌唱も好感しかありません!
生でパフォーマンス見てみたいものです。
『彼女になりたいっ!!!』も研修生北海道ならではの個性が出てます。


モーニング娘。17『BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー』

前作『ムキダシで向き合って』に続いての、星部ショウ+Jean Luc Ponpon体制でのEDM『BRAND NEW MORNING』
ムキ向きは抑制の効いたクールなかっこよさがあったわけですが、今回はこぶしファクトリー楽曲などで見せていた星部ショウならではの暑苦しさが全開!
この暑苦しさ、新メンバーが加わって新たな体制でもういっちょやってやるぜ!っていう攻撃的な気合いが伝わってきて個人的には好感を持っております。
冒頭の「We're BRAND NEW MORNING 新時代の幕開け」と勇ましくシュプレヒコール上げるところは、『ザ☆ピ~ス!』の「HO~ほら行こうぜ」や、『そうだ!We're ALIVE』の「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」のとこを思い起こさせますし、そういうモーニング娘。の歴史の繋がりみたいなものもちゃんと感じとれるのも良いです。
つんくEDMがそのアート性を高めるかわり、シングルとしての華みたいなものが失われつつあった中で、星部+Jean Luc Ponpon体制でモーニング娘。EDMが再びその華を取り戻したと思ってます。次も期待です!
一方つんくが手掛けた『ジェラシー ジェラシー』こちらも傑作!
アーバンでクールなダンスチューン。ラップパートも面白い!
とにかく今回は12期メンバーの野中チェルが活き活きとその個性を発揮してるのが良いですね。
前作の『そうじゃない』では牧野真莉愛ちゃんがフィーチャーされていて、こうやってシングルが発売されるたびに「今度はどのメンバーがフィーチャーされるんだろう?」っていう黄金期モーニング娘。にあった楽しみが復活したかのような流れが嬉しいですね。この調子で色んなメンバーをフィーチャーしていってくれたら嬉しいなと思います!


℃-ute『To Tomorrow/ファイナルスコール/The Curtain Rises』

『The Curtain Rises』はラストライブのオープニングで、一方の『To Tomorrow』はラストライブのエンディングで歌われることを想定してつんくが作ったという楽曲。
つんく℃-uteへの愛を感じると共に、やっぱりつんくはライブで歌われる事を想定して曲を作ってるんだなと実感。
音源聞いて微妙な楽曲でもライブで聴くと凄く良い!ってなる曲があって、つんくの凄さを感じることが何度あったことか。この2曲がラストライブで、どのような感動を与えてくれるのか楽しみです!
『The Curtain Rises』は、『Kiss me 愛してる』以降の、アダルトで激しいダンスナンバー路線の集大成ともいえる、力強いナンバー。℃の無敵感が伝わってきます!かっこいい!
『To Tomorrow』は肩の力の抜けた雰囲気で感謝を優しく歌い上げた曲 。感傷的になりすぎないところが逆に沁みる!
さらにSHOCK EYEが作詞作曲を手掛けた『ファイナルスコール』も、ドラマチックな展開を持ったエモーショナルな曲で泣けます!
SHOCK EYE℃-uteのコラボもっと聞きたかったなぁ・・・。
3曲とも℃-uteの最後の輝きを素敵に彩るような愛に溢れた作品で良かったです!

つりビット2ndアルバム!「Blue Ocean Fishing Cruise」


【公式】つりビット『Get ready Get a chance』MV Full ver.

 

歌って踊って釣りもするアイドル、つりビット。

「釣り」というギミックがありながらも、デビュー以来一貫して正統派で王道なアイドル像を提示し続け、アイドル界での強固な存在感、認知度を築き上げてきました。

レーベルはインディーズ、メンバーの所属事務所も大手とはいえない中、浮き沈みの激しいアイドルシーンで2013年のデビューから4年間安定的な活動を続けていることは本当に凄いことだと思います。

メンバーのビジュアル含め、すべての面が非常にウェルメイドで安心して見ていられます。

つりビット現場には、メンバーのかわいい姿を静かにニヤニヤしながら眺めているヲタ、ライブで沸きたいヲタなどなど、幅広いタイプのヲタが集まってきますが、山下達郎カバー『踊ろよフィッシュ』のリリースをきっかけに、いわゆる楽曲派と呼ばれているヲタからも支持を集めているように思います。

そんな楽曲派の皆さんの期待を裏切らない良質なアルバムに今作もなっていると思います。

 

前作から比べて、メンバーの成長に合わせてなのか、本格派なサウンドの楽曲やしっとりと聴かせる楽曲など、少し大人な雰囲気の楽曲が増えているなという印象を持ちました。そうはいってもかわいらしさがベースにきちんとあるバランスのいい作りにどの楽曲もなっていて、さりげなく違和感のないモードチェンジで凄く良いなと思います。

ソロパートをリレーしていく曲も増えて、そこからメンバーの成長も感じさせてくれますね。

 

あとこのアルバム、構成、曲の並びが凄く良いと思いました。純粋なアルバムのための新曲は少なくて既発曲が多いのですが、曲の並びによって新しい輝きが各曲から感じられて新鮮に聴けました。既発曲だらけでも、こういう感覚を提示できるならアルバムを作る意味があるってもんです。

 

幕を開ける乾いたギターカッティングが爽快な、80年代初頭の山下達郎楽曲を彷彿とさせる洒落たリゾート感にあふれる表題曲『Blue Osean Fishing Cruise』

開放的でキラキラしたアップテンポな『裸足のマーメイド』

しっとりと切なく甘酸っぱいフィリーソウル風『渚でラテアート』

この冒頭3曲の流れが本当に美しいと思いました。

『渚でラテアート』はもともと好きな曲だったのですが、アルバムの流れで聴くと、エモさ、甘酸っぱさが5割増しくらいになってもうたまらないです。

3曲ともリゾート感があって、釣りがテーマなアイドルということで、海、潮風の匂いを歌詞や曲の雰囲気から感じさせてくれるというのも、つりビットの独自性を示せていて素晴らしいです。

 

その他の曲では、性急で勢いのあるフュージョンサウンドとユニークな歌詞の組み合わせが面白い『妄想フィッシング学園』

同じくフュージョンサウンドでありながら、都会的でお洒落なディスコ調、サビのラストにカタルシスのある『Get ready Get a chance』

松田聖子の80年代バラード、赤いスイートピーやSweet Memoriseの域に達している!と思わせてくれる『カモメペリカントーリー』

同じバラードでもリゾート感のある、甘酸っぱい『潮風日記』

モンキーズのデイドリームビリーバーをベースにしたポップでファンシーな『おさかな形キャンディー』(フィーチャーされた長谷川みーちゃんの歌声がはまりまくり!)

あたりが自分は好きですね。

そしてなによりどの曲もアイドルソングでしか味わえない魅力にあふれているのが良いですね。

 

メンバーの歌声もそれぞれの個性が序々に見えはじめてきたのがいいですね。

ナチュラルな中に大人っぽさを感じさせる竹内なっちゃん。さりげなく表現力を見せる小西あゆたん(歌手として可能性を感じさせます!)。溌剌なかわいらしさがある安藤さくちん。ファンシーで甘い長谷川みーちゃん、そしてちゃんあやこと聞間彩ちゃんは凄く独特の良い声で、まぁ推しへの贔屓目がかなりあるけど一番好きな歌声ですね。

みんなまだまだ成長していくことでしょう。

 

これからつりビットがどうなっていくのかほんとに楽しみですし、このアルバムでその未来への期待が高まりましたね。

見守りたいとおもいます!

 

 

 

 

 

これがさんみゅ~の生きる道。「桜色プロミス/風のミラージュ」

約1年ぶりのリリースとなるさんみゅ~のニューシングル。長い間待ったかいがあった!と言える傑作になりました!
『桜色プロミス』『風のミラージュ』それぞれベクトルの違う曲ではありますが、両曲とも自分の中での2017年ベストアイドルソングの有力な候補だと断言いたします!

どちらも完成度が非常に高い。

『桜色プロミス』はアイドルソングでしか味わえない幸せな高揚感が全編に溢れた、それでいて上品な佇まいを持つ王道的恋愛ソングです。
かわいい曲ですが、メンバーの成長にちゃんと合わせて洗練された大人っぽい雰囲気を出せているのが良いですね。
Aメロのソロ→ユニゾンコーラスの掛け合いが醸し出すちょっと懐かしいレトロな雰囲気なんかさんみゅ~らしい所かなぁと。
今っぽさとレトロ感の絶妙なブレンドが凄く上手くいってると思います。


『風のミラージュ』は桜色プロミスから一転して、恋人を失った喪失感を切なく歌いあげた、胸を締めつけられる名曲です。
編曲を担当したのはももクロやバニラビーンズでの仕事で知られる大隈知宇氏ですがこの曲でも良い仕事してます。
まず冒頭のシンセソロが音もフレーズもほんとに良い!もうここだけで名曲の雰囲気がプンプン。
生演奏によるオケの音の温かみ、歌に寄り添う感じがさんみゅ~メンバーの歌声と合うこと。
メロディも良いですね。
サビの「恋は この恋は ずっと片想い」のところの歌声が折り重なって重層的になるところが素晴らしいです。


あと桜色プロミス、風のミラージュ両曲ともCメロから落ちサビへのソロパートのリレーが凄くエモーショナル。
メンバーそれぞれの持ち場の割り振りに、こうでなければならない!っていう説得力がちゃんとあるんですよね 。
桜色プロミスは一聴するとただ単純にキリのよいとこで区切って順番に並べてるだけのように聞こえますが、それさえもこうでなければならない!って聞こえてくるから不思議です。
そういうパート割りの妙みたいなものもちゃんと考えられてるんでしょう。素晴らしい!


あともう一曲、TYPE-Bに収録されている、空間的な広がりにスケールの大きさを感じさせる『VOICE』も良いです!


ケレンミのないストレートな楽曲を実直に歌っていく。
それがさんみゅ~の生きる道であり、良いところなんじゃないかなぁと思っております。
今回のシングルでもその良さがちゃんと出ていて嬉しいところです。
メンバーの「歌う」ということに対する誠実な姿勢が自分はほんとに好きだし、推せる!って思うところなんですよね。
どうせならさんみゅ~これからも末長く続いていってほしいものです!