なんちゅうブログ書いてるぅ YOU KNOW?

Hello!Projectを中心にアイドルソング、ガールズポップ、J-POPについての感想など書きます。

IZ*ONE『好きと言わせたい』

 

真っ先に結論から言ってしまえばIZ*ONE
の日本デビュー曲『好きと言わせたい』はやや期待外れな出来の楽曲といわざるおえません。
IZ*ONEの日本活動用の楽曲は秋元康プロデュース。というのはPRODUCE48が始まった時点での規定路線。
それについては今さらどうにもならないことだと理解しつつ、個人的には48、46系列の楽曲のテイストと同じような物が当てがわれたら嫌だなという、ずっと抱いていた不安が的中してしまった格好です。
メロディーやアレンジがどうとか言う以前の問題で、そもそもちょっとこの曲、時代遅れな感じがしてしまう。要は古くさい歌謡曲に聞こえちゃうんです。
K-POPアーティストがなぜ世界中で旋風を巻き起こしているかと言えば、それは今の時代の先端、ど真ん中を行くEDMやヒップホップのサウンドを取り入れて、欧米のアーティストと遜色ないクオリティの楽曲をパフォーマンスしているからです。
それと比較すると『好きと言わせたい』はそういう部分がまったくない。圧倒的にスケールが見劣りしてしまうような気がします。
日本での活動向けの楽曲なのだから別に日本国内でウケればいいという考えで、48、46系列の楽曲を作るときと何も変わらない、いつものシフトで曲を作っているのだとしたら、IZ*ONEという世界中にファンがいるグローバルな人気のアーティストを扱う態度してあまりにも志が低すぎるのでは?もっとはっきりいえばただの怠慢だと思います。
まぁK-POPアイドルが日本のアイドル的な楽曲をパフォーマンスすることの新鮮さ。みたいなものがあることは否定しないですが。
せめて歌割りに工夫、それぞれのメンバーのソロパートがもっとあればなぁ…。
メンバーのパフォーマンス、振り付け、MVは素晴らしくてそこは救いだと思います。
CD全タイプに収録のカップリング『ケンチャナヨ』もなんとも微妙で…。

とここまでならIZ*ONEの日本デビューに対して複雑な思いのままでずっと過ごしてしまうところでしたが、なかなかに良い収穫もきっちりありましたよ!

それが通常盤Aのみ収録の『ご機嫌サヨナラ』と、通常盤Bのみ収録の『猫になりたい』

いやぁこの2曲がほんとにいいんです!

『ご機嫌サヨナラ』はかわいらしい爽やかなダンスポップ。
きらびやかなシンセの音といい、きっちりダンスミュージックしているビートといい、ケレンミたっぷりの楽しいサビメロといい胸が踊ってきます。
ソロパートをリレーしていくところでエモーションが高まっていく終盤の展開も良い!
編曲を手掛けた早川博隆氏はPRODUCE48の課題曲でもあり、韓国でのデビューアルバム『Color*IZ』にも収録された『好きになっちゃうだろう』も手掛けた方。
なるほど。なかなか良く分かってらっしゃる方のようですね!

『猫なりたい』は、グッとテンポが抑え目で、シンセやリズムがシンコペーションしているムーンバートン風ナンバー。アンニュイな雰囲気の心地良さの中に、ほのかな切なさが隠れている感じが素晴らしい!
控え目ではありますが、表題曲では封じられているチョユリの伸びやかなボーカルが聴けるのも嬉しい限り。
今回のシングル収録曲の中では最も「今っぽい」サウンドの曲で、音楽的に『La Vie en Rose』に近いかな…。
作編曲を手掛けたShintaro Fujiwara氏のTwitterプロフィールを見ると、どうやらK-POPやEDMをきちんと消化しているクリエイターの方のようです。個人的には今後は表題曲もこの方に任せてみたら?と思います!

そしてさらに嬉しいことに『ご機嫌サヨナラ』と『猫になりたい』はMVまで作られていて、これが最高にかわいくて素晴らしいのですよ!
なんだかんだ、この2曲のおかげで表題曲のがっかりさが相殺されるどころか、ちょっとプラスに転じて、日本でのデビュー曲にまつわる色々な活動を晴れやかな気持ちで楽しめるようになったのだから、この2曲には本当に感謝ですね!

なんちゅうブログ書いてるぅ YOU KNOW?年間ベスト2018! 5位から1位!

5位以外は当ブログにてすでに詳しく書いたものを投稿済みですのでそちらを読んでいだけたら幸いです。なのでサクサク行きたいと思います。 

 

5位 ハコイリムスメ『エトワールを夢見て』(シングル)

K-POPやその他の本格派アイドルも良いですが、やはり未完成なもの、拙いものを愛でるという独特な日本的アイドル文化を体現するアイドルもやはり良いものです。

その部門で今年いちばん自分が胸ときめいたのがこの『エトワールを夢見て』ですね。

フレンチポップの香りが少しただよう爽やかな曲調に、メンバーの拙いながらも一生懸命な歌声。それが合わさることによってアイドルソングでしか味わえない良さがこれでもかと溢れてくるのです。

 

4位 IZ*ONE『COLOR*IZ』(アルバム)

 過去記事はこちら

bossykyk.hatenablog.com

最近はIZONEの動画ばかり見てる日々…。はまってます!2019年、本格的に日本での活動が始まるので楽しみですね!

 

3位 predia『ファビュラス』(アルバム)

過去記事はこちら 

bossykyk.hatenablog.com

 

2018年末にメンバーのうち4人が脱退するというニュースが…。とても残念です。2019年の動向に要注目ですね。

 

2位 こぶしファクトリー『これからだ!/明日テンキになあれ』(シングル)

過去記事はこちら 

bossykyk.hatenablog.com

 

アカペラ動画の再生回数の伸びも快調。

こぶしの良さが徐々に認知されてきた実感があります。この方向性はやはり間違ってなかった!と言いたくなりますね。

念願だった単独ホールコンサートも決まりましたし、2019年飛躍の年にしてほしいです!

 

1位 TWICE『What is Love?』(ミニアルバム)

過去記事はこちら 

bossykyk.hatenablog.com

 

2018年は韓国で3度のカムバック、日本でシングル、アルバムのリリースに、世界ツアーに日本国内をまわるアリーナツアー。ほんとうに忙しかったみたいで、メンバーみんな疲れ果ててしまった時もあったみたいですね。

そんな中でもonceへの感謝の言葉を口にしてくれるメンバーに逆にこちらが感謝しかないという感じです(泣)

そんな感謝の気持ちをこめての1位!文句なし!

ほんとうにお疲れ様です!


 

 

 

 

 

 

 

 

なんちゅうブログ書いてるぅ YOU KNOW?年間ベスト2018!10位から6位!

初めての試みをやってみたいと思います。と言ってもありがちな個人的な年間ベストを発表するというものですが。

今までもハロプロ楽曲大賞アイドル楽曲大賞への投票内容をブログで書いてきたのですが、今回書く年間ベストは、ハロプロハロプロ以外のアイドルもK-POPアイドルもすべてごちゃまぜにした当ブログ的年間ベストです。

さらにひとつの曲単位という縛りはなくアルバム、シングル、配信限定曲などと形態もごちゃまぜにしてます。

アルバム全体で、カップリング曲と合わせて、ひとつのパッケージングで見えてくる重要性や意味があると思いますしね。さらにそういった部分をたった一曲でぶち破る曲もあったりしたらそれはそれでおもしろいですし。

それでは今回は10位から6位までを!

 

10位 つばきファクトリー低温火傷/春恋歌/I Need You~夜空の観覧車~』(シングル)

ハロプロかわいい系楽曲の新たな扉を開いた『春恋歌』と『I Need You~』の2曲が素晴らしかったですね。古風でありながらフレッシュさもある『春恋歌』、あややの『100回のKiss』やモーニング娘。さくら組の『晴れ雨のち好き』といった切なくも甘酸っぱいラブバラードの系譜上にありながら、今っぽいエレクロトロサウンドで現代的にその路線をアップデートしたような『I Need You~』。

ハロプロや70年代、80年代アイドルの伝統を受け継ぎながらも、今までにないフレッシュさも感じさせるというところにこのシングルの意義があるし、つばきファクトリーというハロプロでも新人に近いグループに求めて行きたい部分でもあります。

 

9位 DEVIL NO ID『BANDANA-Masayoshi Iimori Remix』(配信限定)

https://youtu.be/mh1GV3g_Xu4

こぶしファクトリーprediaが出演した対バンイベントで初めてDEVIL NO IDのパフォーマンスを見たのですが衝撃的でしたね。

今年一番の発見でした。

メンバーのパフォーマンスも良かったですが、とにかく攻撃的でアイドルだからと変にポップにしようとかそういう余計な配慮がないクオリティの高いEDM楽曲の数々がとにかくかっこ良かった。

今回9位に選んだこの曲もパフォーマンスしてたのですが一番印象に残りましたね。 

ゴリゴリのトラップ、ダブステップに子どもラップが乗るアンバランスさに頭がクラクラしてきます。これからも注目していきたい!

 

8位 鈴木愛理『Do me a favor』(アルバム)

これだけの歌って踊るアイドルたちが出て来ているのですから、その中からポスト安室奈美恵やポスト木村カエラになるような存在がそろそろ現れてもいいのになと思います。本格派アーティストでありながら、アイドル的なポップアイコンとしての存在感をも放つそんな子が…。

それをいえば鈴木愛理がそういう存在になりうる器だというのは誰も知っているし、期待してしまうところ。

それに対して、そこへ向かう第一歩として、100点満点に近い回答をこのアルバムで示せているという意味においてこのアルバムは2018年の重要作のひとつなんじゃないでしょうか。

本格派アーティストとして一歩を踏み出しただけでなく、ダンスサイドとロックサイドという両輪をどちらも並立して高いレベルで成立させてしまうという離れ技すらやり遂げようとしているのですからほんとに凄い!

これからが本当に楽しみになります!

「まだ憧れの途中」「頂きを目指す」と宣言する前のめりで攻撃的なダンスナンバー『DISTANCE』、本格派シンガーとしての実力を流麗なファルセットで冒頭に叩きつけるスウィングでポップなダンスナンバー『Good Night』、アイドル的なかわいらしさとオルタナティブギターロックが融合した赤い公園とのコラボ曲『光の方へ』、トラップ風トラックが「今」っぽい『perfect timing』当たりがお気に入りトラックです!

 

7位 BLACK PINK『SQUARE UP』(ミニアルバム)

YouTubeのMV再生回数は軒並み億越え。世界中にファンがいるBLACKPINK。アメリカのビルボードチャートで1位になったBTSと同じく、きちんと現代的なヒップホップ、R&B、EDMのトレンドのサウンドを取り入れているということもあって、女性グループでBTSのような存在になれるとしたらBLACKPINKかなという気がします。

トラップヒップホップというトレンドに接近しながらもどこかアジア的でエキゾチックな雰囲気が魅力なリードナンバー『DDU-DU-DDU-DU 』がとにかくかっこいい!

しかし自分がそれよりグッときたのはトロピカルハウス寄りなムーンバートン『Forever Young』です!歌メロにもパワーと強度があって名曲っぷりが凄い。何かのライブ映像で見たんですが、この曲でシンガロングが起こっていて鳥肌立ちましたね~。

 

6位 ONEPIXCEL『Girls Don't Cry』(シングル)

世界的トレンドのサウンドに接近しているといえばONEPIXCELの最新シングルも中々のものです。

強い女感を強調した、ムーンバートン、ディープハウス風のシリアスなダンスナンバー『Girls Don't Cry』、胡弓の音が印象的なピースフルなトロピカルハウス風『TURN ME ON』、さらにRemix曲のふたつと、収録曲のどれもが2018年のど真ん中を行くような、世界標準、世界規格の楽曲になっています。

こうなったのはカナダや台湾など海外で公演を行ったことも影響しているのかなと。ONEPIXCELの楽曲は常に志が高かったと思いますが、このシングルでは一歩高いレベルに行った気もします。この調子で頑張ってほしいですね!

 

 

ハロプロ楽曲大賞2018 投票内容

楽曲部門

1位 こぶしファクトリー『これからだ!』

清々しく爽快な高揚感に溢れていてそれだけで素晴らしいのですが、それよりなによりこの曲が好きなのは、あやぱんがハモり、みなみながビブラート、はまちゃんが力強いロングトーン、さこちゃんがラップ、そしてれいれいがボイパと、メンバーそれぞれが今まで培ってきた得意なスキルを順に発揮していくことによって、こぶしファクトリーの「チーム感」がはっきりとした形で表現出来てるところなのです。これこそグループアイドル、ハロプロの醍醐味です。素晴らしい!ひとりひとりが必殺技を繰り出しながら「これからだ!」と困難を打ち破ろうとする姿はまるで少年漫画のヒーロー!燃える!ライブで聴いても最高!

2位 つばきファクトリー『春恋歌』

つばき楽曲の今のところの最高傑作はこれでしょう。ハロプロかわいい系楽曲の新たな扉を開いた名曲。
どこか古風な雰囲気のある詞とメロディーなので、アレンジ次第はどうしようもない古臭い曲になっていた可能性もあったと思いますが、鈴木俊介氏よるオシャレ!な生音風アレンジによって、その古風さがかえって魅力になってしまった奇跡。
つばきメンの雰囲気にもバッチりはまってます!

 

3位モーニング娘:。『青春Say A-HA』

この曲はなんと言ってもサビの歌詞が素晴らしい。唸らされます。
つんくさんがアイドルソングのクリエイターとして一段高いレベルにいることを凄く実感させられる曲。

 

4位 鈴木愛理『DISTANCE』

アイドルが憧れるアイドルとしてある意味アイドルの頂点にいる彼女が、それでも自分はまだまだ憧れの途中だと歌っているこの曲のエモさを知っていますか?(鈴木愛理を知っていますか?でお馴染みのアルバムのCMオマージュ)
アルバムに良い曲が多くどれにするか迷いましたが、重たい「意味」が込められているという点でこの曲に投票したいと思いました。
攻撃的な勢いのあるダンスナンバーで曲自体も凄くかっこいいです。

5位 Juice=Juice『Vivid Midnight』

Juice=Juiceお得意のファンク路線の曲でありながら、今までにないテイストの曲で、凄くはっ!とさせられました。新鮮!ちょっと「Girls&Boys」とか「Kiss」あたりのプリンスを彷彿とさせるサウンドでなにげに攻めてるアレンジがグッドです。

MV部門


1位 モーニング娘。『自由な国だから』

全編に渡って不穏でどこかミステリアスな雰囲気が漂ってて良いです。
リップシンクにしろ、イメージシーンにしろ、今までとはちょっと違う雰囲気の演出にセンスを感じます。ありがちな制服衣装がかえって意味深だったりするところも含めてよく出来てると思います!

 

2位 こぶしファクトリー『これからだ!』

ストーリー性を重視してダンスショットシーンをあえて間奏まで見せないのが作品として上品で良いですね~。
ラストの盛り上がるところへの持って行き方にカタルシスがあるのも良い!

 

3位 つばきファクトリー『I Need You~夜空の観覧車~』

疑似恋愛喚起装置としてのつばきファクトリーの優秀さが冴え渡ってて最高。

 

推しメン部門

野村みな美さん

こんなに推してきて良かった!といつも思わせてくれる子もいない(泣)


f:id:bossyk:20181229121727j:image

アイドル楽曲大賞2018 投票内容

 

メジャーアイドル楽曲部門

1位 prediaHotel Sunset』

最初に聴いたときの「めちゃくちゃかっこええー!」というワクワク感が忘れられない!
ラテンジャズ風の妖しくもクールなサウンドが最高ですね。

アルバム曲の中では『ファビュラス』『Super Woman』あたりも投票に値する曲ですがやっぱりこれかなと。大人アイドルという自分たちの存在のギミック感をクレバーに利用しつつも「色物」に陥らないのは確かなクオリティの楽曲をやっているからこそ。
prediaは今本当に唯一無二の面白い存在になってると思います!


2位 DEVIL NO ID『BANDANA(Masayoshi Iimori Remix)』

ゴリゴリのトラップ、ダブステップサウンドに、子供ラップが重なるアンバランスさに頭がクラクラしてきます!
今年一番の衝撃作!

 

3位 東京女子流『キスひとつで』

ケレンミたっぷりのメロディーに、どこか不穏な空気感のチープなファンクサウンド。かわいい系のふりしてなにげに攻撃的な曲で唸らされました。かっこいい。
路線が変わっても女子流は外さないなと。

 

4位 たこやきレインボー『ネンジルノ』 

作詞作曲藤井隆!センシティブな80年代アイドル歌謡の現代的解釈曲として百点満点。
胸がしめつけられる!でもちょっとしたユーモアを忘れてないのも良いですね。

 

5位 ONEPIXCEL『We Go Now』

洗練されすぎなくらい洗練されたクールなダンスナンバーなんだけど、サビの最後だけ一瞬シンガロング風になって「熱」が宿る、そのバランス感覚がとても良いし、上品だし、なによりグッときます!


インディーズ/地方アイドル楽曲部門

 

1位 ハコイリムスメ『エトワールを夢見て』 

ほんのちょっとだけフレンチポップの香り漂わす爽やかな曲自体とても素晴らしいのですが、なによりそこに拙いながらも気持ちのこもったメンバーのかわいらしい歌唱が重なると、それこそアイドルソングでしか味わえない良さが溢れまくってきてほんとに良い!
かわいい系ソング今年のナンバーワン!

2位 さんみゅ~『ガーリーテイスト』 

上質なポップソングメーカーとして、さんみゅ~は本当に信頼できる存在なのです!
この曲ほんとに切なくて切なくて良い!
切ない系ソング今年のナンバーワン!

 

3位 RYUTist無重力ファンタジア』

おしゃれ系ソング今年のナンバーワン!

 

4位 フィロソフィーのダンス『イッツ・マイ・ターン』

クールなだけじゃなく、バンド感のあるダイナミックな熱い展開がエモいし新鮮でした。

 

5位 あヴぁんだんど『AFTER SCHOOL』

今年一番の拾い物。
小気味のいい、良い意味で軽い50sロカビリーサウンドと気の抜けた歌がほんとに聴いていて楽しい!


アルバム部門

1位 predia『ファビュラス』


2位 たこやきレインボー『ダブルレインボー』

 

3位 tipToe.『magic hour』

 

推し箱部門

ONEPIXCEL

 


f:id:bossyk:20181225193028j:image

 

IZ*ONE『COLOR*IZ』

TWICEをきっかけに自分の中で高まりつつあるK-POPへの関心。
TWICE以外にもハマれるガールズK-POPグループないかな?と探していたところに、ちょっと良さげなグループがデビューしたのですよ。

それがAKB48グループが全面協力した、韓国の音楽専門チャンネルMnetのオーディション番組「PRODUCE48」から誕生した日韓合同ガールズグループIZ*ONEです。

9人の韓国出身メンバーに加え、日本からは宮脇咲良ちゃん、矢吹奈子ちゃん、本田仁美ちゃんというAKB48系列のメンバーが在籍しているというのが日本のドルヲタにもとても分かりやすいフックになってます。
それと他のK-POPグループに比べると、メンバーのルックスがあどけなく、日本のアイドルグループに近い印象もあって、日本のドルヲタにも取っ付きやすいグループという気もしますね。

とはいえ曲が良くなければハマれない。しかしそこはさすが韓国というべきかデビューアルバム『COLOR*IZ』の収録曲はどれも高クオリティで世界標準の良作でした!
もはやK-POPだとこれくらいが当たり前なんだなぁと。

リードトラック『La Vie en Rose』がまず素晴らしい。MVを見て一発で虜に。
デビュー日前に公開されていたティザー映像の段階ではもっとポップでかわいらしいイメージで打ち出してくるかなと思いきや、意表をつくような大人っぽいダンスナンバーで来ました。
しかしこのちょっと体温低めというか、非常に抑制の効いたクールで優雅な雰囲気が本当にかっこいい!
世界標準なサウンドでありながらどこかアジア的な美しさも感じさせるとこもいいですね。デビュー曲としてかなりのインパクトです!

もちろんアルバムにはかわいらしいポップな曲もあります。
洗練されたおしゃれ感とこれまたちょっと体温低めさがたまらない『Colors』や、ディスコっぽい『We Together-IZ*ONE Ver.』も良いですが、中でも出色は「これぞK-POP!」と言いたくなる、ケレンミたっぷりに凝りに凝りまくったメロディーがとんでもなくキュートで、さらに跳ねたリズム感も楽しすぎる『O'My!』最高!

それと今回のアルバムのひとつの特徴は秋元康氏による日本語詞の曲が収録されていることでしょう。
K-POPグループが日本進出する際に日本で日本語詞曲をリリースするのは当たり前に行われていることですが、韓国国内でリリースされるアルバムに日本語詞の曲が収録されているというのは珍しいことだと思います。
その曲の中ではちょっと懐かしめのテクノポップ風『好きになっちゃうだろう?』が良いですね。

まぁグループの成り立ちを考えても日本進出はもうかなり近い将来当然行われることでしょう。

TWICEに続いてIZ*ONEも日本で大きな成功を納めることが出来れば、今後K-POPグループに日本人メンバーが加わるというケースが増えてくるというのが予想されるところ。
日本人だけではなくK-POPグループには、例えばBLACKPINKにはタイ出身のリサが所属していたり、韓国、台湾、香港、タイ出身のメンバーで構成された(G)I-DELというグループがあったりと多国籍軍化が進んでいる状況です。

アジア中からかわいくて歌って踊れる女の子(男性グループのことは把握していないですがもちろん男子も!) が、世界中から有望なサッカープレイヤーが欧州に集まるように、韓国に集まるという状況が生まれるのかもしれません。というか現在進行形でもう進んでいるのかもしれませんね。
さらに大きなステージを目指しているアイドル志望の女の子は日本を飛び出して韓国へ渡るというのもひとつの選択肢かもしれませんよ!

こぶしファクトリー『きっと私は/ナセバナル』

バンドサウンドの切なくも力強い王道バラード『ナセバナル』
こういうとてもストレートな楽曲を説得力を持って響かせることが出来るのが、こぶしファクトリーの素晴らしさだと思います。
前作の『これからだ/明日テンキになあれ』に引き続いて、これまで培ってきたスキルというのをいかんなく発揮して、高スキル本格派グループという道へとまた一歩着実なステップを踏んだなということを実感させてくれます。
単にスキルをひけらかすだけではなく、感動的に歌を響かせられるということを今回も見せてくれているのが感動的。
なんといってもラストフレーズの【たい】の5人の力強いハーモニーには圧倒され胸を打たれます。ここが感動的なのは、その音圧の高さから、こぶしファクトリーのチーム感、チームとしての力と団結を感じさせてくれるからかもしれません。いやぁ本当に素晴らしい!

そしてメンバーの歌唱だけではなく、この曲の制作陣もかなり気合いの入った仕事を高いレベルでしてくれています。
及川眠子さんによる歌詞がまず先に作られ、それに星部ショウがメロディーをつけるといういわゆる「詞先」で作られるという、いつもと違う制作段階を踏んでいることに注目。
少なくとも、どのグループにも回せるような曲をあてがったのではなく、こぶしファクトリーだからこその明確なコンセプトを持って作られた楽曲なのです。それだけでこの曲に対する熱い気合いを感じずにはいられません。
宮永次朗氏によるアレンジも素晴らしい。今回のトラックは豪華ストリングスカルテット含む生楽器演奏によるもの!やっぱりこぶしにはこれが合う!

一部の好事家や、ハロプロ村という閉じた狭い世界を飛び出して広がっていくスケールの大きさ、可能性、そこへ届けたいという強い意思を感じさせてくれるのがいいじゃないですか。
志が高い!

一方の『きっと私は』は、こぶしファクトリー初のつんくプロデュース楽曲。
こちらは以前からあった曲をこぶしに回したという感じがします。
しかし、シンガロングなコーラスやラップ、ハードロックへの展開など押さえるべきツボをしっかり押さえて今までのこぶしファクトリー楽曲との整合性はきちんと取りながら、つんくさんならではな楽曲になっているので良いんじゃないでしょうか。
なるべくエレクトロな音は抑えて欲しかったところですが…。
レゲエからハードロックへ展開するところなんかはSALT5の『Get Up!ラッパー』を思い出しました。
まぁこういう新鮮な一面をたまには出していくことも必要なのかな。


今年はハロプロも20周年で盛り上がってますが、その歴史を振り返ってみても、こぶしファクトリーほどグループのコンセプトが明確な一貫性を保ち続け、独自の個性を確立させたグループもないんじゃないかと思います。
過去のグループを色々と思い返しても、初期タンポポ、二期タンポポ太陽とシスコムーン
ぐらいじゃないですかね。
やっぱり自分はそこにもの凄く高い価値を見出だしてしまいます。
色々あると思いますけど、誰がなんと言おうがこぶしファクトリー独自の道をこれからも貫いて進んでいってほしいなと強く願います!