なんちゅうブログ書いてるぅ YOU KNOW?

Hello!Projectを中心にアイドルソング、ガールズポップ、J-POPについての感想など書きます。

まさしくこれが恋。TWICE 『What is Love?』&『Wake Me Up』

勢いづくTWICE旋風についに私も飲み込まれました。いやぁほんとにTWICE最高!
1日に1回はTWICEの動画を見ないと死ぬ病気を発症したかのように、毎日なんらかのTWICE動画を見ていますからね~。
そのきっかけになったのは韓国で4月にリリースされたミニアルバムのリード曲『What is Love?』のMVを見たこと。

数々の名作映画のオマージュシーンとテレビの前に集まったメンバーたちのわちゃわちゃとしたシーンが交差するMV自体もすごくキュートで最高なのですが、なんといってもほんとに曲が良い!
過去の彼女たちのリード曲たちと比べると非常にストレートでコンパクトにまとまった、ケレンミのない王道アイドルポップといった風。
しかしこれが、なにか特別な魔法でもかかっているでは?と思うくらいのキラキラした魅力に溢れているのです!
たわいもないような女の子のかわいらしい恋への憧れを歌っているだけなのになぜこんなにも胸を締め付けられるのでしょうか?
実にアイドルソング的でありながら、そこに留まらない、エバーグリーンな普遍性も持っている名曲だと思います!
その他ミニアルバム収録楽曲では、日本人メンバーのサナによるキュートな掛け声が強力なフックになっているエレポップ風ナンバー『SWEET TALKER』がリード曲にも負けない胸キュンな名曲!
ゆったりとしたアコースティックなナンバー『SAY YES』も良い雰囲気!

さらに韓国でのミニアルバムリリースに続き、3枚目となるジャパニーズシングルもリリースされました。
その表題曲 『Wake We Up』は勢いのあるアップテンポな応援ソング。
メインラッパーのダヒョン、チェヨンの使われ方が、Bメロとサビの間のブリッジに一言何か言わせたりと飛び道具的だったり、いわゆる「ガヤ」がそこかしこに入っていたりと、日本のアイドルソングマナーにTWICEを当てはめてみました。といった趣。
日本流に合わせるのが良いのか悪いのか評価に迷うところではあるのですが、TWICEというグループのチーム感というか、個々の魅力がそれなりに表現できているのでありかなと思います。もうちょっとジヒョの歌唱力が活かされていたらさらに良かったですけどね。
カップリング『Pink Lemonade』は切ない片思いソング。歌割りはこっちのほうが好きかも…。
日本でのシングルはティーンの女の子向けに作られてる感があり、歌詞も彼女らが共感しやすいものになっているのかな?という感じがしますね。
それはそれでとても正しい!

留まることをしらないTWICE人気。今後どうなるか注目ですね。
女性K-POPグループの中で、なぜ彼女たちはこれほどまでに飛び抜けた存在になれたのか。それはちょっと考えてみたい今後の研究テーマです。
なんてことを思っちゃったりするのはほんとに今彼女たちに夢中になってる証拠かも。すっかり私もonceってやつですかね~?

第二章スタート。こぶしファクトリー「これからだ!/明日テンキになあれ」

5人体制となったこぶしファクトリー。今回の新曲2曲を聴いて、多人数わちゃわちゃグループから少数精鋭本格派パフォーマンスグループへと方向転換しようとしているのかな?という印象を持ちました。
昨年脱退したメンバーが担っていた役割、残ったメンバーがパフォーマンスレベル、特に歌唱スキルの高いメンバーだということを考えれば、それは妥当で正しい道だという気がします。

『これからだ!』も『明日テンキになあれ』も、これまでの活動で身に付けてきたスキルをこれでもか!というくらいふんだんに詰め込んで見せつけてきます。スキルをこれほど強調するというのは、本格派パフォーマンスグループへと生まれ変わるという意思の現れと見ることができるのではないでしょうか。

『明日テンキになあれ』は、とにかくハモり。5人の厚みのあるハーモニーが要所要所に散りばめられた曲となっています。
これは去年の秋ツアーでアカペラに挑戦したことが活かされているんですね。
ラストサビ、曲を締めくくる力強くも美しい5人のハーモニーを聴くと、「去年いろいろあったけど、別に無駄に時間を過ごしてきたわけじゃないんだ!」という想いが伝わってくるようで胸が熱くなります。
楽曲そのものも、こぶしファクトリー得意のロックナンバーでありながら、前のめりな勢いだけでない繊細さがあり、歌の表現力を活かせるものになっています。

一方『これからだ!』は、あやぱん(広瀬彩海)のハモり。みなみな(野村みな美)のビブラート。はまちゃん(浜浦彩乃)の力強いロングトーン。さこちゃん(和田桜子)のラップ。そしてれいれい(井上玲音)のボイスパーカッションという風に、メンバーそれぞれがそれぞれ違う、自分の得意なスキルを順に披露していくというようなスタイルになっています。
それによって、単にスキルを見せるということに留まらず、メンバー全員が適材適所で輝く「チーム感」みたいなものが生まれていることがこの曲のなによりの素晴らしさであり、肝だと思います。
こぶしファクトリーというチームの底力と、それなりの期間積みかねてきたキャリアの重みというものを感じずにはいられません。頼もしい!
そして、晴れやかで高揚感溢れる曲調がまた良いですね。自分は『これからだ!』はかなり好きです。
こぶしファクトリー楽曲お馴染みのシンガロング風コーラスも後半に登場。やっぱり今回もグッときてしまいます。
あとビート感がちょっと四つ打ちっぽくて、ダンスミュージック寄りになっているのが新鮮で良いなと思います。

2曲ともアレンジ、サウンドに不満があるといえばあります。もうちょっと生っぽい音にして欲しかったなとか。
メンバーのスキルだけではなく、サウンドも本格派であってほしいし、そうすることでより本格派パフォーマンスグループとしての説得力が増すと思いますしね。今後に期待します!

まぁそれを差し引いても、2曲とも今まで築き上げてきたこぶしファクトリーらしさは失わずに、グループの次のステップ、新しい方向性を打ち出してきてくれたことで、個人的にとても満足度は高いです。
5人体制のスタートは上々の滑り出しと言っていいと思います!
こぶしファクトリーの未来に希望とワクワクした気持ちを持つことができました。そういう雰囲気こそ、今のこぶしファクトリー楽曲になによりも必要なものだって気がします。

いつか5人になったのは必然だったと思えるような日が来たらいいですね!

跪ケ!崇メヨ!これが大人の女の本気。predia『ファビュラス』

PASSPO☆と並ぶプラチナムパスポートの古参ユニットであるpredia
「平均年齢28歳の日本一セクシーな大人アイドル」がコンセプト。普通に三十路を過ぎたメンバーがいるのですから、低年齢化が顕著というか、それが当たり前な今のアイドルシーンの中では、それだけで特異な存在感を放ってるグループではあります。
それと湊あかねさんと村上瑠美奈さんというメインボーカル二人の圧倒的な歌唱力は分かりやすいフックになってますね。

楽曲は基本ダンスナンバーでありながら歌謡曲感が強く、叙情的で切ないムードで大人の女の哀愁と寂寥感を歌う。といった感じの物が以前は多く、それなりに高クオリティではあるものの深くハマるほどのものではないなという印象だったのですが、(80年代ユーロビート的な『美しき孤独たち』『壊れた愛の果てに』あたりは結構好きですけど。)2017年にちょっと流れが変わってきます。

メインボーカル二人のパワフルな歌唱を最大限活かしきった、前のめりな勢いに圧倒されるハードロックテイストのダンスナンバー『禁断のマスカレード』、艶っぽさと良い意味での下世話さが魅力な歌謡ロック『ヌーベルキュイジーヌ』、ゴリゴリのEDMサウンドと大人の女性の洗練された魅力を引き出すような上品なメロディーが同居した『Ms.frontier』と、2017年にリリースされたシングル3作が以前とはまったく違う攻撃的なムードの「強く妖艶な女」感を強調した、音楽的強度もかなり高水準な良作でした。(ちなみにMVも最高です。谷間にぶどう!)
このように以前とはモードがガラリ一変したことにより俄然面白い存在に!
と、ここまで書いといてアレなんですが、この2017年の流れ自分完全に後追いです!今年に入ってから知りました!自分の不明ぶり、アンテナ感度の低さを恥じるばかり!

まぁそれはさておき、2017年からの良い流れ、勢いにのってリリースされたのが今回のニューアルバム『ファビュラス』です。
そしてこれが期待通りの傑作でした!

壮大なスケール感と切迫感で胸に迫ってくるオープニングナンバー『ファビュラス』、強い女感を極限まで押し出したハードなEDM『SUPER WOMAN』、「 跪キナサイ」「崇メヨ」という演劇的な台詞もバッチリ決まった仰々しくも耽美的な『クレオパトラ』など、前出のシングル群の流れを汲んだ攻撃的なナンバーたちも勿論素晴らしいのですが、嬉しいのはそれ以外の、アルバムならではのバリエーションの部分となるような立ち位置の楽曲たちがどれも凄く良い!ということです!
中でも特筆すべきは、アルバムのリードトラックとして先行配信され、MVも作られた『Hotel Sunset』でしょう!
アコースティックギターのカッティングも渋い、ラテンジャズ風の妖しくもクールなダンスナンバーで最高にかっこいい!それでいて歌詞はほんとに下世話!最高です。今年の年間ベストソング候補が早くも現れたという感じです!

さらにはオシャレかわいいディスコ『Secret of Light』、モダンブキー風の『Wake Up』も良いですね。
個人的には『SHADOW PLAY』のV系感なんかもグッと来るところですね。
禁断のマスカレード以前の楽曲のテイストに近い叙情的で切ないバラード『Addicted To Your Secret』が、攻撃的なナンバーが中心のアルバムの中で、光と影の影の部分として強調され、アルバムにより多層的な深みをもたらす楽曲として重要な存在感を放っているというところも含めアルバムとして隙がない!
ラストはアイドルソングらしい多幸感に溢れた『Close to you』で大団円。
完璧!

インタビューなどを読むと、最近はprediaのメンバー自身が「こういう楽曲がほしい」というオーダーを出したり、『ヌーベルキュイジーヌ』『Ms.frontier』では作詞に関わっていたり、
さらに『Hotel Sunset』をアルバムのリード曲にすると決めたのもメンバーの皆様だということで。
いやぁ本当に色々とわかってらっしゃる、なんとも頼もしいお姉さま方ですね!

ハロプロ楽曲大賞2017


カントリー・ガールズ『ピーナッツバタージェリーラブ』(Country Girls[Peanut Butter Jelly Love]) (Promotion Edit)

 

【楽曲部門】

1位 カントリーガールズ『ピーナッツバタージェリーラブ』

ひたすらかわいいのになぜか泣ける!というアイドルソングマジックが炸裂している名曲。やっぱり今年はこれですね!

冒頭のももちソロの高貴で美しい歌声は何度聞いても素晴らしい(泣)

何年かあとこの曲を聞いてももちのことを懐かしく思いだすんだろうなぁ。

残ったメンバーにはこの曲をずっと歌い継いでいってほしいと思います。

 

2位 PINK CRES.『fun fun fun』

楽曲派的には外せないPINK CRES楽曲。

アルバムの曲どれも良かったですけど、小林ひかるさんのゆるふわラップが幸せな高揚感に誘うこの曲に一票!

ハロプロOG楽曲ではありえなかった、今の時代のど真ん中をいく洗練されたサウンドと楽曲のテイスト、そしてユニットの存在感はこれまでの歴史を考えると画期的です。

成功してほしい!.

 

3位 つばきファクトリー『笑って』

つばきにはこういう曲をやってほしかった!し、これからもこういうのお願いします!という意味もこめて3位。

メロディーはキャッチーさと切なさが、アレンジはポップ感とクールなファンクネスが絶妙にブレンド。音楽的強度はとても高いです。

そしてなによりフレッシュ!

一番の新人グループなんだから、ハロプロの伝統は受け継ぎつつ、今までにないフレッシュなグループ像を打ち出してほしいんですけどね。

初恋サンライズも悪かないけど、あれで良しとするなんてあまりに志が低くないですかね・・・。

 

4位 こぶしファクトリー『シャララ!やれるはずさ』

この曲はライブでこその曲なんで順位は低いんですけど、個人的に2017年といえばこの曲!っていうふうに記憶には残ると思います。

今年こぶしはいろいろあったんですけど、ポジティブな出来事もちゃんとあって、一番はこの曲が生まれて、ライブで育って、ほんとに素晴らしいライブ空間を作り出すことができたことだと思います。

こぶしの単独ライブでこの曲を一度体感してほしいですね。ほんとに素晴らしい雰囲気と一体感。青春!って感じで毎回胸が熱くなります。

こぶしアンセムになると思います!

 

5位 モーニング娘。17『ジェラシー ジェラシー』

スタイリッシュでほんとかっこいい。ラップパートも面白い。

なによりわりと新しめのメンバー(野中チェル)がフィーチャーされて活き活きと個性を発揮してるという、ハロプロ的美点を感じさせるところが素晴らしい。

 

次点

若いんだし!、リアルリトルガール、誤爆、The Curtain Rises、きままな片想い

あと、アイドル卒業注意事項は殿堂入り!

 

【MV部門】

1位 カントリーガールズ『ピーナッツバタージェリーラブ』

MVも素晴らしい。めがねに白衣!

2位 モーニング娘。17『若いんだし!』

外ロケわちゃわちゃに間違いなし!(ダンスショットがよけいだけどね・・・。)

3位 こぶしファクトリー『シャララ!やれるはずさ』

いまとなっては・・・。ですが。それでもこの青春感はやっぱりグッと来る。

 

推しメン部門】

野村みな美さん!!

 

 

アイドル楽曲大賞2017 メジャー楽曲部門


私立恵比寿中学 『なないろ』Music Video

1位 私立恵比寿中学『なないろ』

名曲。2017年、別にたいしたことではないですが、この曲に日常のネガティブな感情を幾度となく浄化してもらいました。

切なくも力強いメロディー。スウェディッシュポップを想起させるさわやかでぬくもり溢れるアレンジとサウンド。何よりメンバーの想いが伝わってくる、若さゆえの勢いのある歌声が素晴らしい。

多くは語りませんし、たいしたファンでもない僕が言うのはおこがましいですが、【また笑いあって くだらない話しようよ】という歌詞が帯びている意味を考えると胸がしめつけられます。

しかし最終的にはちゃんと前向きになれるんですよね。この曲。

それがほんとに尊い

(いちアイドルファンとして天国の松野莉奈さんにこの1位を捧げます。)

 

2位 さんみゅ~『桜色プロミス』

3位 さんみゅ~『風のミラージュ』

『桜色プロミス』はアイドルソングらしい高揚感にあふれていて最高です。切ない『風のミラージュ』はイントロのシンセの時点ではっきりと名曲であるとわかります。両曲とも間奏あけのソロパートリレーがエモーションの最大風速を叩きだすところがたまらない。

一時期は危ぶまれましたが・・・。リリースされて本当に良かった!!

 

4位 欅坂46『エキセントリック』

斬新すぎる衝撃的な振り付け込みで!

デビュー以来のダークな路線がこの曲で極まった感。

 

5位 RINNE HIP(吉田凜音)『裏原ンウェイ』

フィメールラッパーとしての方向に舵をきった凜音ちゃん。

どの曲も良かったですが、あくまでアイドルソングとして見た場合、凛音ちゃんの「やんちゃかわいい」魅力を表現できてるこの曲が優勝じゃないでしょうか。

 

アイドル楽曲大賞2017 インディーズ地方部門 


【MV】ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)「4文字メロディー」史上最多!?37社のCM入りMV!

 

1位 べボガ!(虹のコンキスタドール黄組)『4文字メロディー』のMV!

 アイドル楽曲大賞にはMV部門がない!なので、斬新すぎるこの曲のMVのすばらしさを称えるために楽曲部門の場を借りたいと思います!

MV冒頭にこんな字幕が出てきます。「このミュージックビデオは制作費を補填するため一部に広告が含まれております。ご了承ください。」

書いてあるとおり本当にMVに広告とCM映像がはさみこまれます。

ただ意味もなくむやみやたらに挟み込むのではなく、イメージシーンのシチュエーションや歌詞と、提供企業の業種、サービス内容、販売している商品がちゃんとリンクするように作ってあります。

たとえばメンバーのひとりが木に片手を置いてカメラに向かって微笑むというイメージシーンでは、「良質な木材なら 木と生きていく。花尻木材店」という広告が挟みこまれるという具合。

どのシーンもなにげによく練られていて関心します。まぁ中にはこれは無理やりだろ!と思うものもありますが(笑)

「だ・い・す・き」という、この曲のタイトルにつながる最重要な歌詞のところに、美術鋳造会社にちなんだ「だ・い・ぶ・つ」と、福岡の飲食店の名物「た・い・め・し」をかぶせてきたところが一番の爆笑ポイント。最重要なとこに一番パンチの効いたギャグを持ってくるのが心憎い!

あと合成されるCM映像の大半が地方U局で流れているような昭和感あふれるチープさで、それによって画質がころころ変わるのも味わい深いところですね。

制作費が足りないことを逆手にとった工夫とアイデア。どんな状況でもめげずに最大限発揮された「ちゃんとした」クリエイティビティによって、誰も見たことない、斬新で笑える、それでいてきちんとメンバーが魅力的に見えるという離れ技なMVが完成しました。

ほんとに素晴らしい!

予算があるとかないとかそんなことは良い物を生み出すには関係ないことなんだなぁと。重要な物はなんなのかこのMVを見ると考えさせられますね。

 

2位 アイドルネッサンス『5センチメンタル』

思春期の恋愛模様をセンシィティブに描いた傑作。

ミニアルバムの曲どれも良かったですけど、ノスタルジックなテクノサウンドがぐっとくるこの曲が一番好きです。

【「中間テストへの意気込みを では、どうぞっ」君はいつもずるいヒーロー 無邪気なのだってずるいよ 右手のマイクで】

ここの歌詞が気恥ずかしくなるけど最高。想像して悶絶!

 

3位 つりビット『Get ready Get a chance

4位 脇田もなり『Boy friend』

5位 WHY@DOLL 『キミはSteady』

おしゃれかわいい曲には抗えないなぁ。と思いました!

3曲ともメンバーの歌声がちゃんと魅力的に映えてるのが良いですね。

 

 

 

 

アンジュルム今さらの風林火山感想と新曲「マナーモード/キソクタダシクウツクシク/君だけじゃないさ…friends」について

11月11日中野サンプラザでのコンサート、『「Black&White」 special~風林火山~』観ましたけど、とても「攻めた」内容で良かったです。
アンジュルムの基本型を踏まえつつ、前半にダークな世界観の曲を固めたことで、今までとは一味違う深みのあるムードを作れていたのがなにより素晴らしかったですね。
あとやはり個人的に高まったのは終盤での『地球は今日も愛を育む』ですかね!
そのひとつ前の曲がドンデンガエシで、普通その流れでいけば次もアップテンポの盛り上がる曲を続けるであろうところで、あえてそうはせずに『地球は今日も愛を育む』という非常にクールで淡々とした、独特の世界観を持った曲をやるという。
そこに「安易なところに絶対に留まってやるもんか」とか「他とは違うグループ像を提示してやるんだ」というような、志の高さと攻めの姿勢をビンビンに感じて痺れました。本当にかっこ良かった!
ここで有頂天LOVEとかスキちゃんとかやればそりゃみんなハッピーでしょうし盛り上がるでしょうよ。でもでもでも!そういうところに安住してていいのかよ!ってことですよ!
あえて言っちゃうと安易にそこに安住してしまうっていうのは志が低いというか、アンジュルムって素晴らしいメンバーが揃ったグループには相応しくないとさえ思います。もっと高みを目指してほしい!と思うのは僕だけですかね・・・。繰り返し言ってることですけどね。
あとやっぱり言っておかなけゃいけないのは、『地球は今日も愛を育む』って曲自体が本当に素晴らしいということ。つんくさんが本当に良い曲を残してくれました。この曲がスマイレージ時代のラストシングルってところにも特別な意味を感じられずにいられませんでした。
あの瞬間にスマイレージアンジュルムが本当の意味で幸福な融合を果たしたと思っています!

そんな中野サンプラザでのコンサートでも披露された新曲3曲が映像作品としてDVDとBlu-rayでリリースされました。
通常のCDによるリリースとは違う形態での新しい取り組みは単純に新鮮で良いなと思います。
動画配信サイトを使った生放送やVRなど、スマイレージ時代からなにかと最新映像技術を取り入れてきたグループらしい展開だなと思いますし、新しい分野を切り開いていくような、時代の先端を行ってるのでは?というようなワクワク感もあります。
肝心のMV自体の出来は、今までのハロプロMVよりは多少凝った作りになっているかなという所に留まっているきらいもありますが、はじめの一歩としては及第点かなと。次に期待ということで。

それぞれの楽曲ですが、『キソクタダシクウツクシク』はダークでゴシックな雰囲気の荘厳なロックナンバーで、『乙女の逆襲』や『マリオネット37℃』『愛さえあればなんにもいらない』あたりの系譜上にある楽曲。かっこいい。
アンジュルムが築いてきたグループ像からするとこれが王道という気もします。
風林火山の前半にこういうタイプの楽曲を固めてましたし、アンジュルムの得意分野のひとつとしてこれからも提示していこうとしている世界観なのかなと思いました。
アダルトなムードの歌詞ですが、さすが亜伊林さん。(三浦徳子先生の別ペンネーム)とても上品に仕上げてくれました!これがつんくさんだともっと下世話になっちゃうだろうし・・・そういう意味でも良かったです!

『君だけじゃないさ…Friends』は、繊細でありながらもアンジュルムらしい前向きなパワーを感じさせるエモーショナルなナンバー。
聴いてる人を優しく包み込むようなムードが感動的です。
前作の『ナミダイロノケツイ』と同じような路線と言えるのかな?
『ナミダイロノケツイ』はアレンジがちょっと古臭いのでは…。というような苦言を呈したくなるところがあったのですが、この曲ではそのあたりばっちりクリアされていて素晴らしい。
繊細かつ壮大な音響派的アプローチの、高クオリティなアレンジを担当したのは平田祥一郎大先生。ヒラショーに任せとけば間違いない!
あとアレンジとか構成の話しで言えば、サビで2ビートになって疾走感出してくるのがアンジュルムらしくて良いなぁと。
あとあまり指摘されませんがサビの「HEY!」っていう掛け声。あれが青春感というかグループの団結感みたいなのが出ていてグッときてしまうところ。(あそこはヲタクがライブで叫んだら良いと思います。)
星部ショウさんの歌詞とメロディーも良いですね。メロディーは泣きのツボを押しまくりで強度が高い。リーダーのあやちょがグループを引っ張っていってるところを想像して書いたという歌詞も泣けます。アンジュルムへの思い入れを強めてくれるような曲だと思います!
メンバーの歌唱は、中心的に歌っている、かみこちゃんとかわむーのピュア感溢れる歌声がこの曲の誠実さの純度を高めている気がします。そのふたりをサポートするようにしっかりとむろたんが締めているいう感じ。良い歌割りです!

『マナーモード』はポップなロックナンバー。
うーん。ライブ映えしそうだし悪くはないと思いますが・・・。
イントロの、サビメロと同じフレーズを弾いているギターソロの部分を始めとして、どうしてもどこかイナタイというか垢抜けない印象になってしまうのは何故でしょうかね。
確かにポップでキャッチーではあるから間口が広いとも言えるますが無難すぎるという気も・・・。
もっと攻めても良いのになぁと思うんですがね。

まぁしかしなんだかんだで今回のシングルはそれなりの充実作だと思います!
それでもやっぱりもっとできるぞ!という気もするので2018年に期待!