なんちゅうブログ書いてるぅ YOU KNOW?

Hello!Projectを中心にアイドルソング、ガールズポップ、J-POPについての感想など書きます。

その答えは=LOVE・・・。=LOVE『CAMEO』&『青春"サブリミナル"』


=LOVE(イコールラブ)/ 青春”サブリミナル”【MV full】


=LOVE(イコールラブ)/ CAMEO【MV full】

 

=LOVEに興味を持ったきっかけは某動画サイト(なんとかTube)に上がっていた2019年リリースのシングル曲『ズルいよ ズルいね』のTV番組でのパフォーマンス映像を見たことでした。

違法アップロード動画(笑)なのでここには貼りませんが、切ない失恋ソングを情感たっぷりに、そしてなにより熱量高く歌い上げる生歌パフォーマンスは迫真で胸を打たれる物でした。

正直その動画を見るまで自分の=LOVEに対する認識は、ぱっと見のイメージだけでAKB48の派生グループのひとつ(実際には運営会社もまったく違う別物なのですがそう見えてしまっていた・・・。)という薄ぼんやりした舐め切ったもので、ここまで本格的なパフォーマンスをするグループだと思っていなかったので、その衝撃の度合いはかなり大きかったです。

今でもその動画は見れるので検索して見てみてほしいです。一度削除されて再度アップロードされた物が60万回再生を突破していて、前に上がっていたものも同じくらい回っていたと記憶しているので、のべ100万回は見られていると思います。コメント欄には自分と同じような衝撃うけた人たちの賞賛の言葉が並んでいて、さぞかし新規ファンをもりもり増やしたであろうことが伺い知れます。

そんな風に個人的に=LOVEに対する関心が高まっていた中、2020年にリリースされたシングル2作が素晴らしい出来だったためファンにならざるを得ない状況に・・・。ファンクラブ入会しました!推しメン設定は齋藤なぎさちゃんか大谷映美里ちゃんで迷いましたね・・・。(そんなことはどうでもいい)

 

まず7月にリリースされた『CAMEO』この曲は今まで発表されてきた=LOVEの楽曲の中では一番音楽的に挑戦的で攻めた曲になっています。

中華テイストなシンセフレーズがインパクト大の、音楽的ジャンルで大まかに言えばトラップ(EDM)に部類されるであろうサウンドが刺激的なダンスナンバー。そこにK-POPを思わせるケレンミたっぷりの歌メロが加わることでどこにもないオリジナリティをも獲得しています。絶妙なのはそれまでの=LOVE楽曲との整合性も取れたかわいらしさがちゃんとあることでしょう。ほんとに良い!

プロデューサーのさっしーこと指原莉乃さんは間近で秋元康の仕事ぶり見てきて当然影響は受けていると思いますが、そこに留まらない独自性を打ちだしてるのが素晴らしいですね。こんな曲秋元康なら採用しなさそうだもん。曲選びについて秋元康さっしーを見習ってほしいところですね(笑)

 

そして休養していた高松瞳ちゃんが復帰した11月リリースのシングル『青春"サブリミナル”』は、『CAMEO』から一転して王道の青春キラキラ路線に回帰。

音楽的にこれといった面白味はないオーソドックスな曲。後退した・・・。と言いたいところですがところがどっこい。これが本当に・・・本当に・・・いい!!!

青春の恋の切迫感と焦燥感が圧倒的説得力を持って表現されていて胸を打つのです。

特筆するべきは2コーラス目が終わったあと間奏など挟まずすぐに繰り出されるCメロ。そこでのメンバーの歌唱のリレーによってグングンとエモーションが高まっていくところで涙腺が決壊しそうになる。持っていかれる。

この曲もそうなんですが過去の=LOVEのこの手の路線の楽曲はとにかくメロディーの強度が高いんですよね。切迫感と切実さがきちんとある。直感的に指原Pがそういう曲を選んでいるのでしょうか?しかしちゃんと感動できるのはそれに加えて冒頭に書いた通りメンバーの熱量の高い歌唱、パフォーマンスがあるからこそなのはいうまでもなし。本当に素晴らしい。こういうオーソドックスな曲だからこそメンバーのパフォーマンスが持っている美点が浮き彫りになるということなんじゃないかと思いますね。

 

表題曲だけで十分に満足できるのですが、『CAMEO』のような面白味もほしいという人のためにカップリングにそういう曲ちゃんと用意されてます!

『しゅきぴ』はいい意味での頭の悪い雰囲気が最高でキャッチーな電波系チューン。恋してるときはある意味脳がバグってる状態ともいえるわけで、それならこの曲で表現されてる雰囲気は非常に正しい。

さらにアイドルに物語性を求めている人のために『流星群』という曲も用意されていますよ!

ずっとセンターに立ち続ける高松瞳ちゃんと、彼女が休養している間センターを守っていた齋藤なぎさちゃんのデュエットによる、お互いを思いやるような歌詞が感動的な優しいポップナンバー。ずっと応援してきたファンにはたまらない一曲でしょう。

なんとも至れり尽くせりなパッケージング。いやいや恐れ入りました。

完全降伏!